2021年11月10日、東京都八丈島の身近な植物と昆虫を見てきました

動物

例によって、三原山の環境調査で10箇所を回ってきました。途中、雨が降ってデータが抜けそうでしたが、なんとか全てとれました。

研究では全セットのデータに価値があります。それぞれがそれぞれの対照区の役割もしていますので、1つでもデータが抜けていますと、その日の結果が甘くなります。

そのために、環境調査をするときは、基本的にすべてやるか、すべてやらないかの二者択一にしています。


山道を走るようになってから、ガソリンの減りが早くなりました。

あっ、入れ忘れた

最近はガソリン代が高いですね。入れに行くのは面倒でしたので、今日は近場を歩きました。


今日は、「2021年11月10日、東京都八丈島の身近な植物と昆虫を見てきました」と題してのお話です。


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ハチジョウイタドリ

最近の八丈島は、暖かくなったり、寒くなったりです。季節は冬に入り始めているでしょうか。

秋まで見られました植物の花も昆虫もいなくなり、入れ替わってしまいました。

そして、ハチジョウイタドリの花は、この季節の変化に遅れてしまったようです。

ハチジョウイタドリFallopia japonica (Houtt.) Ronse Decr. var. hachidyoensis (Makino) Yonek. et H.Ohashi.
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

センニンソウ

秋になりますと、センニンソウがたくさん花をつけます。この開花にともなって、オオシマツヤハナムグリがどこからともなく現れます。

オオシマツヤハナムグリ(リュウキュウツヤハナムグリ)Protaetia pryeri oschimana
センニンソウClematis terniflora DC.
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

オオシマツヤハナムグリは、通常は、メタリックな緑色をしていますが、この個体は茶色型です。

それから一ヶ月半後、センニンソウは種をつけていました。

白い部分が仙人の髭に見えることから、センニンソウと名付けられました。

センニンソウClematis terniflora DC.
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

ツワブキ

これからの季節の主役の一つはツワブキです。ツワブキは八丈島の道端に咲いています。

八丈島の緑色の森あるいは茶色の枯れ葉の世界に、彩度の高い黄色の花をつけますので、すぐに分かりますね。

ハエ目、ハチ目、チョウ目の昆虫がこの花に集まります。

ツワブキFarfugium japonicum (L.) Kitam.
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

ハラビロカマキリ

先ほどのツワブキの花に多くの昆虫が集まってきます。大型の昆虫では、ホシホウジャクが目立ちますね。

ホシホウジャクはチョウ目スズメガ科に分類されます。翅を高速で羽ばたかせますので、ブーンと羽音が聴こえます。

普通の人に、ハチと間違われることもありますね


散策していましたら、ツワブキの茎の中にホシホウジャクのお腹が見えました。

ああ、ホシホウジャクが留まっているのか・・・

と思っていました。

まてまて、このチョウはホバーリングをするはず

何かおかしい

ともう一度見ますと、あったのはホシホウジャクのお腹だけ。そして、近くに黃緑色の変なものがありました。

そう、カマキリがホシホウジャクを食べているところだったのです。

これはハラビロカマキリです

ハラビロカマキリは、ツワブキの花のすぐ下で待ち伏せ、ホシホウジャクを仕留めたのだと思います。

でも、あんな高速で羽ばたくチョウを良く捕まえられるものです。私は、何度かホシホウジャクを撮影しようと試みていますが、未だに上手く写真が撮れていません。

ハラビロカマキリ、おそろしい子

です。

ハラビロカマキリHierodula patellifera
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

八丈島では、これから冬の花が咲いてきますね。足元にも気を配って近場を散策をしたいと思います。

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