台風16号が去ったあと、八丈島は晴天が続いています。私は八丈島に住むようになってから、曇りや雨の日が多いので、晴天よりも悪天候の方が好きになりました。

今日のような晴天は、私にはとてもまぶしく感じます
でも、お客様にとっては、忘れられない強烈な思い出をつくるアクセントにもなりますね
今日は、「2021年10月9日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
フル装備の都心からのお客様
今日のお客様は、フル装備の女性2人組です。都心からいらっしゃったそうです。
ヘゴの森は、最近は自然を楽しむ女性のお客様が多くなっています。
暑かったり、カが多かったりと、けっして過ごしやすいとは私には思えませんが、都心の生活とは異なる世界に足を踏み入れるのが楽しいそうです。

余暇や趣味の多様性が進んだ結果みたいです

ところで、ヘゴの森では、男性の方が少ないのはなぜなのでしょうか?

ジャングルのようなヘゴの森の写真
今日のお客様は、すでに八丈富士には登ってきました。体力だけでなく、装備もバッチリです。

八丈富士では遠くの景色を楽しみました
ヘゴの森は目の前の世界を楽しみますよ
そう言って、少し歩いては見どころで足を止め、写真を撮影していました。


ヘゴの森のツアーのポイントを楽しみました
ヘゴは木性シダです。木ではありませんので、横断面には年輪がありません。

面白〜い
と言って、お客様は断面を撮影していました。

若いヘゴは棘だらけです。写真ではその棘は写すのが難しいのですが、思い出づくりということで、若いヘゴにそっと手のひらをのせたところを撮影していました。

フウトウカズラがスギを覆っているエリアです。フウトウカズラが木につくと、枯れて、最後には倒木します。
木の死のエリアが珍しいということで、お客様は撮影をされていました。

本土に住んでいますと、シダ植物はあまり見ませんね。でも、ここ八丈島は雨が多く、シダ植物の楽園です。
ヘゴの森の多くのシダ植物は膝丈くらいしかありませんが、中には大型のシダ植物もあります。
お客様は、リュウビンタイの葉の裏側の胞子嚢を見て、シダ植物であることを納得されていました。

ヘゴの森には、ヘゴをはじめ、たくさんのシダ植物が自生しています。八丈島の中でも、少し変わったフィールドです。

本当に恐竜が出てきそう!
お客様も感激されていました。


私は、八丈島の曇りや雨の日が大好きです。でも、お客様と一緒にヘゴの森を回りますと、

晴れの日もなかなかいいなぁ
と再確認しました。今日はヘゴの森に来ていただいて、大変ありがとうございました。