昨日と今日の最高気温はそれぞれ19.8˚Cと21.9˚C。最大瞬間風速がそれぞれ18.5 m/sと10.2 m/s。
今日は風がない分、暖かく感じました。
ヘゴの森ツアーのお客様は、日本全国からいらっしゃいます。

ネットで見ましたよ
と言われると嬉しいですね。
今日は、「2023年11月21日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
大分県からのお客様
最近ですと、ヘゴの森ツアーは、神奈川県と千葉県から来られたお客様で占められています。今日は、久しぶりの遠方からです。

昔から八丈島は知っていたのですが、ちょうどいい機会に恵まれましたので・・・

今日はヘゴ森コースでお願いします

ヘゴの森コースの様子
散策路周辺で見られる植物
センニンソウ
ヘゴの森コースといっても、植物はかなりの種数を楽しむことができます。
季節はもう終わりですが、センニンソウはぎりぎり観察できました。写真には写っていませんが、周辺は仙人の髭の種ばかりでした。

センブリ
今がセンブリの花を楽しむのにはちょうどいいタイミングです。まだ、蕾の個体もありましたので、数日間は綺麗な花が見られそうですね。

アオノクマタケラン
ヘゴの森では、じょじょに実が赤く色づき始めましたね。様々な色の実が楽しめるのも、もうそろそろ終わりです。

テイカカズラ
テイカカズラは散策路のいたるところで見られます。

お客様にご指摘されたのですが、気が付かなかったですね
よくよく観察してみますと、どのような過程を経て現在の形態になったのか予想が難しい個体もたくさんありました。

モンステラ
ヘゴの森では、スギに絡むのが成功したモンステラは3個体。一番遠方の個体は花も楽しむことができます。

いそざきえんでモンステラの実を食べることができますよ

そうなんですか、行ってみます

散策路周辺で見られるシダ植物
ナチシダ
ナチシダは、他のシダ植物と比較してとてもユニークな形をしています。
通常、シダ植物は地面から1本伸びていますね。ところが、ナチシダは、初めは1本なのですが、最後は手のひらをパーのように広げています。

リュウビンタイ
リュウビンタイは、ヘゴの森の散策路周辺にたくさん見られます。最近では、炭焼き窯の近くのリュウビンタイが一番綺麗ですね。
葉が下から見やすい場所ですので、胞子嚢群の形がよくわかります。

オオタニワタリ
八丈島では、オオタニワタリは麓に多く見られます。ヘゴの森は山側ですので、個体数は少ないですね。
でも、いくつかは散策路の近くにあります。オオタニワタリは着生で生きており、スダジイといい関係が続いています。

ヘゴの森
植物を散策しながらヘゴの森のエリアに来ました。ヘゴの傘のような葉身は、私たちの頭上を覆います。

ヘゴの気根は、ヘゴの状態によって変わります。垂直に生長しているときはその硬さで茎を支え、横に生長しているときは、重力で板状になり、場合によっては板のまま地面へ到達しています。


成熟したヘゴは硬い毛の気根で覆われていますが、若いヘゴは鋭い棘で覆われています。

ヘゴは、近くだけでなく、遠くから見ても綺麗です。私たちは頭上のヘゴの森、ヒカゲヘゴとヘゴの混成林を観察しました。



色々な植物を楽しめてとても良かったです

でも、たくさんご存知でしたね

ありがとうございます

今日はありがとうございました

こちらこそ、今日はヘゴの森にいらしていただき、ありがとうございました
