夏になり、ここ八丈島の海もきれいな青色になってきました。八丈ブルーとよばれているそうです。
海岸沿いを車で走りますと、きれいな海が広がります。
一方、この時期の八丈島では、多くの野鳥は暑いので山側へ避難します。
今日は、「2021年8月中旬、東京都八丈島の三原山で野鳥の写真を撮影しました」と題してのお話です。
実は、山側でデータを集めていました
今の時期、八丈島の森の中は暗いです。撮影には向きません。
でも、全てダメかといえば、そうでもありません
それに気づいてから、もう少し、視野を広げようと思うようになりました。そこで、無人でデータを集めるトレイルカメラを再び使うようになったのです。
今回も、行きにトレイルカメラを仕掛け、帰りに回収してきました。
イイジマムシクイ
イイジマムシクイは、フィリピンから渡り、八丈島で繁殖する野鳥といわれています。たしかに、かわいい声が聴こえていますので、声の主は若鳥なのでしょうね。
声の源を耳で追って、移動するコースを予測しました。あとは待ち伏せするだけです。
近くに来ましたので、撮影しました。
28年前に販売が開始されたCanon EF400mm F5.6L USMですが、今でも十分戦力になりますね。
ウグイス
正直、ウグイスは撮影が苦手な野鳥です。
藪が大好きな野鳥ですからね
今回は、偶然、ウグイスの親子の群れが移動する瞬間に出くわしました。
ウグイスからは見にくく、私から見やすい場所が偶然とれました。あとはじっとチャンスを待ちました。
そうしますと、藪の中からひょっこりと出てきました。
イイジマムシクイとウグイスは、似ていますが、こうして見比べますと違いますよね
タネコマドリ
タネコマドリは、近くに他の野鳥がいますと、前へ前へ出てきます。なわばり意識が強いのかも知れません。
ですので、タネコマドリと他の野鳥の声が同時に聴こえたときは、チャンスと思っています。
また、これまでタネコマドリの軌跡を追っていましたので、
このあたりに出てくるのでは?
と待ち伏せしていました。
これはタネコマドリの若鳥ですね。くちばしの付け根が黄色いので、今年生まれた個体だと思います。
トレイルカメラの結果
そうそう、撮影の初めにトレイルカメラを仕掛けましたね。回収してデータを見ますと、アカコッコの若鳥が写っていました。
私はEF600mm F4L IS II USMも使いますが、やっぱりEF400mm F5.6L USMを使って森の中で撮影する方が好きですね。
暗い森の中ですので、撮影技術の限界に挑戦することが楽しいですし、短い焦点距離のレンズなので野鳥との駆け引きも楽しいです。
もちろん、予想と違って、鳥がどこかへ行ってしまうことは良くあるのですが、そこには学びがあります。
夏の間は、山側で過ごすことになりそうですね
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