私は、野鳥の写真を撮影する前に、データ採りをします。そして、割り出された様々なスポットの中から、なるべく脅かさない場所で待ち構え、条件が揃えば、私を慣らしてから撮影します。
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そうしますと、こんな写真が撮れるわけです
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM
今年で八丈島6年目です。声の聴き分けが、さらに鋭くなりました。
そうしますと、親鳥の声や行動で巣を偶然見つけてしまうことがあります。
今日は、「八丈島で見つけた野鳥の巣について」と題してのお話です。
野鳥の営巣の撮影は難しい
野鳥の巣を無理やり撮影しますと、親鳥は簡単に巣を放棄してしまいます。
ですので、ほとんどの場合、横目で見て見ぬ振りをして通過し、データ採りをします。多くの場合、巣立ち後に巣の撮影します。
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野鳥の営巣を直接撮影するのはとても難しいです
巣立ったあとの巣を記録として撮影するのが多いですね
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タネコマドリの巣
八丈島に住んでから初めて見つけた巣です。
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なんか、タネコマドリと会う機会が多いなぁ・・・
と思っていましたら、すっと大きな樹洞にタネコマドリが入りました。
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もしかして・・・
と思って、すぐに遠くに離れて観察していましたら、オスメスともに出入りをしていました。
樹洞が大きかったので、逆に驚かされたタネコマドリの巣でした。
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EOS 6D+EF400mm F5.6L USM
オーストンヤマガラの巣
本土ですと、シジュウカラはコゲラやアカゲラが掘った樹洞を巣にしますね。でも、ここ八丈島にはキツツキは住んでいません。
でも、八丈島の原生林は時間が経ちますと、うろ(樹洞)が出来ます。オーストンヤマガラは、このうろを巣として利用しています。
オーストンヤマガラの巣の準備は、前々から始めています。巣材から始まり、餌を運ぶ様子まで、長期に渡って観察できる巣でした。
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EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
モスケミソサザイの巣
本土のミソサザイの巣は、コケで作られています。私が見つけたモスケミソサザイの巣は、樹洞+コケでした。
さえずりだったり、行動だったり、
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あれっ?
なんか変
と思っていたら、すっと姿を消しました。双眼鏡を構えますと、樹洞の中にコケが入っていました。
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
持ち主不明の巣
野鳥の巣との出会いは、偶然+データです。なんとなく、
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この鳥の巣かなぁ・・・?
というのはありますが、断定は出来ません。でも、八丈島にはこんな巣もあります。
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM
八丈島では、様々な野鳥が繁殖します。簡単に見つかる巣ですと、スズメは信号機のパイプに作りますし、イソヒヨドリは軒下に作る場合が多いですね。
写真には出しませんでしたが、ホオジロは一番最後の写真ようなお椀型の巣を作ります。
いつもは声だけ聴いて、
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あぁ・・・
こういうところに巣を作るのか・・・
と手帳にメモをとります。
巣のデータは、ほとんどは直接役に立ちません。ただ、この学び・経験が巡り巡って写真撮影に役に立ちます。
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そんなわけで、私は偶然に野鳥の巣に出会ってしまいます
仕事のため、しばらくブログの更新をお休みします。
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