最近、八丈島を回るとき、双眼鏡の出番が多くなりました。野鳥を観察するとき、近づかなくていいのは本当に助かります。
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観察しますと、データがもっと集まります。そうしますと、さらにデータを集めたくなります。
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フィールドスコープが欲しくなりますね
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さて、ずっと観察していますと、あることに気が付きます。
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野鳥は空を飛ばないです(笑)
野鳥は空を飛べますが、飛ぶと疲れるので嫌みたいです
そうしますと、私が観察しているときは、野鳥は圧倒的に地面にいるときが多いことになります。
今日は、「野鳥写真を撮るとき、私はあらかじめ野鳥が歩く道を探します」と題してのお話です。
キジバトの歩く方向
数字を適当にバラけるようにするためには、人間は乱数表を使います。このときの数の出現はランダムです。
野鳥は餌をランダムで食べているように見えますが、完全にランダムではないと思います。
開けた土地にキジバトがいて、餌をついばむために歩いています。私の目には均一に見えますので、キジバトが歩く方向は360˚全方向になります。
ところが、実際にはそうはなりません。
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たぶん、こっちに来るなぁ・・・
というのが何となく分かります。
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そう、キジバトの動きは偏っているのです
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
私に慣れてしまったハクセキレイ
私が野鳥を撮影するとき、多くの場合は仲良くなってからカメラを持ちます。
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あっ、こいつは大丈夫
というように野鳥に覚えてもらいますと、私の存在はどうでもよくなるようです。
冬の時期、ハクセキレイは草の根本をつつく仕草をします。これは、根本に生息するコウチュウの幼虫を狙っているからです。
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ここをつついたら、次はここで・・・
千鳥足っぽい動きをしますが、一定の範囲でハクセキレイは歩きます。ですので、私はその先の延長線上に待っていたりします。
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EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ツグミの体の向き
長い期間、ツグミを観察する機会がありました。土、草丈、積み重なった枯れ葉などの環境条件で、ツグミの歩く方向や距離が決まります。
そして、ツグミの行動の特徴として、ときどき頭と高く維持をして胸を反る姿勢をとります。
周りを見張っているのでしょうか?
私が近くで観察しているのに、この姿勢のあと、すぐに頭を下げ、気にせずに地面を掘り返したりします。そして、ときどき後ろを振り返ったりします。
歩いてきたツグミは私と正面で見合っていましたが、180˚向きを変えました。飛び去りはしませんでしたが、さすがに近いので肩越しに私を見ていました。
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
今日は、「野鳥写真を撮るとき、私はあらかじめ野鳥が歩く道を探します」と題してのお話でした。
野鳥は何もしないときは地面にいることが多いです。歩いてばかりです。
人間の目には均一な世界も、野鳥には偏って見えているようです。歩き方が完全なランダムではありません。
私は、野鳥が歩く方向を先読みして待っていることが多いです。さらに仲良くなりますと、私を無視して自然な姿を見せてくれます。
野鳥との距離がレンズの最短撮影距離よりも短くなることもよくあります。これは仕方がありませんので、撮影を止めて肉眼での観察に切り替えます。
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野鳥との出会いは一期一会です
もっと勉強して、その個体に合わせたアプローチができるようになりたいですね
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