秋の八丈島には様々な野鳥が来島します。
ムナグロ(一部は越冬)、ヒヨドリ(南へ渡る群れ)、カルガモ、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、コガモ、オシドリ、マガン、タシギ、キョウジョシギ、タカブシギ・・・。
確実に越冬するのは、今の時期ですとハクセキレイです。
最近、八丈島ではハクセキレイの個体数が増えています。
ハクセキレイは本土では普通の野鳥・・・
そうかもしれませんが、八丈島では冬鳥です。私は、毎年、ハクセキレイが来島するのを楽しみにしています。
今日は、「2024年、東京都八丈島に冬鳥のハクセキレイが来ました」と題してのお話です。
八丈島は強風が吹き続いていました
10月に入り、八丈島は様々な風向の風がありますが、北風の日が多くなってきています。
嵐のような日もありましたね
今日もカラッとした晴れの日ではありませんでした。青空も少し見られましたが、雲が多めでした。
ハクセキレイの来島
嵐の日の次の日は、八丈島では変わった野鳥の来島が多いです。ハクセキレイは10月くらいから来島し始めます。
早く来島したハクセキレイはまだ夏羽の個体も見られます。ここから冬に季節が変わるにつれて、冬羽に変わっていきます。
色が薄く、顔が黄色い個体も混ざっていることから、成鳥だけでなく若鳥も一緒に渡ってくるようです。
ハクセキレイの食事
ここ最近の八丈島の気温は25˚Cくらい。昆虫の休眠(昆虫の冬眠の正式名称)はまだ先です。
そして、雨が降りますと、草の根元付近に隠れている幼虫が地上付近に姿を現します。
長旅でお腹の空いたハクセキレイは、忙しなく歩き、探し続け、幼虫を発見し、捕食します。
くちばしで幼虫をくわえたハクセキレイを観察ました。
そうしますと、首を思いっきり振って幼虫を地面に叩きつけました。写真には写っていませんが、勢いが強いときは、地面の小石が飛ぶくらいでした。
そして、叩きつけられた幼虫は、その勢いでくちばし周辺でブンブンと振り回されます。
えぐすぎましたので写真は載せませんが、ときどき、地面に叩きつける勢いが強すぎて、幼虫の中腸が飛び出した場面もありました。
ハクセキレイは小さな野鳥ですが、やはり野生動物。観察していますと、けっこうエグいですね。
今日は、「2024年、東京都八丈島に冬鳥のハクセキレイが来ました」と題してのお話でした。
八丈島には様々な野鳥が訪れています。多くは通過です。
そして、最近、北風に乗って、八丈島で越冬するハクセキレイが来島しました。長旅でお腹を空かせていたせいか、ひたすら昆虫の幼虫を食べていました。
かわいい姿ですが、やはり野鳥。幼虫を食べているシーンはけっこうエグいですね。
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