現在、台風14号は北緯25度00分、東経136度10分。八丈島からは南南西1,100 kmの太平洋沖にあります。
一見すると、八丈島と台風の距離が離れていますので、影響がないように思われます。事実、ANAの1便と2便、FDAの飛行機は八丈島空港へ着陸しました。
しかし、今日は1時間あたり20 mmの大雨です。海だけでなく、山も危険です。
ちなみに、今朝の東海汽船の定期便は欠航しました。
そこで今日は、「2020年10月7日、八丈島は外の観光には適さない暴風雨でした」と題してのお話です。
低気圧が近づいたときの八丈島の海岸の大きな波の様子
台風が近づきますと波が大きくなります。当然ですが、今日のような天気は、海には絶対に近づいてはいけません。
八丈島は、パンフレットでは青い海がよく見られますが、天候の影響を受けやすく、波もとても大きくなる島です。
この写真は今日撮ったものではありません。台風14号とは関係ありません。台風よりもずっと勢力の弱い低気圧が本土に近づいたときです。
水しぶきが出て、白色の波でいっぱいということは、溶岩の海岸に大きな波が激しく打ち付けていることを意味しています。
自然における波や風の写真は、実物よりも弱めに写る傾向があります。ですので、これはあなたが想像しているよりも、ずっとずっと激しく恐ろしい世界が繰り広げられていると考えてください。
海岸からずっと離れて望遠レンズで撮影しました。それでも、潮風がひどく、車もカメラも塩まみれになってしまいました。
にわか雨の後のこん沢林道のポットホール
大雨が降ると、三原山の登龍峠の都道215号が閉鎖になります。都道215号が、枯れ葉、枝、土砂が大量の水とともに流れ込み、場合によっては土砂崩れも発生するからです。
そういうわけで、今日のような天気には、登龍峠、こん沢林道、ポットホールへ行くのは絶対にダメです。同じような理由で、八丈富士の鉢巻道路、その他の林道も行くべきではありません。
では、いついけるかといいますと、大雨が降り止んでから1〜2日は待ってください。これも時間差での土砂災害に巻き込まれないためです。
さすがに、建物の中でじっとしているのはつまらないと思いますので、お詫びとして、にわか雨後のポットホールの様子を紹介します。
この写真は、川の流れを写すために、スローシャッターを使っています。ですので、各ポットホール間の水の移動は、白い筋になって見えます。
このとき、雨も降っていましたが、スローシャッターでは雨は消えてしまいました。
にわか雨後といっても、突然の水の増減があります。不慮の水害に巻き込まれないためにも、ポットホールのすぐそばには近づかないで下さい。
この写真も遠くから撮っています。
八丈島の「風」について。八丈小島を見ながらのお話
先ほどからの繰り返しになりますが、暴風雨のときに野外に出かけるのは大変危険です。建物の中でじっとしていましょう。
外では風の音が聞こえていますね
それでは風のお話をしましょう
八丈島は、強風が吹くのはよくあります。台風が近づかなくても風速10 m/sを超えることは普通です。
そのため、飛行機が欠航ということもよくあります。今日は暴風雨のため無理ですが、晴れている日は、頭上で、ものすごいスピードで移動する雲が見られます。
この日は、雨雲の厚い雲と秋雲の両方が見られました。風はとても強かったので、ハチジョウススキは風で靡き、上空の雨雲の形は目まぐるしく変化していきました。
山の上の方は、風が強いので、かなり寒いです。もう、マウンテンパーカは必要な季節となってきました。
今日はあいにくの暴風雨です。自然は美しいですが、時としてとても恐ろしいです。
ですので、しばらくは、じっと建物の中で過ごし、無理に出かけてはいけません。天気が落ち着いてから、八丈島の観光、釣り、ダイビング、山をお楽しみくださいね。
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