野鳥写真における特定のスポットを持つ大切さ

動物

私の写真の被写体の90%は野鳥です。写真も野鳥写真から覚えました。

ですので、はじめたころは焦点距離300 mmのレンズと焦点距離35-105 mm標準ズームの2本しか持っておらず、しかも90%は300 mmのレンズしか使いませんでした(笑)。

今でも変わりませんが、かなり偏っていましたね(笑)


最近の野鳥写真は、焦点距離600 mm〜400 mmのライトバズーカをよばれる超望遠ズームで撮影したものが多いですね。ズームといえども侮れない描写力です。

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私が写真をはじめたころに比べますと、レンズの焦点距離は2倍くらい長いので、写真は撮れやすくなっているはずです。

でも、実際は違いますよね。今も昔も、野鳥の写真を撮るのは初心者には簡単ではないと思います。


今日は、「野鳥写真における特定のスポットを持つ大切さ」と題してのお話です。


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機材は良い方がいいですが、悪くてもそんなに問題にはなりません

たしかに、今の私は焦点距離600 mmのレンズ、テレコンバーター、EOS R3など、高価な機材を使って野鳥写真を撮影しています。でも、中古価格の7万円のEOS 7D Mark IIもEOS R3を使う頻度と同じくらい使っています。

価格の安いカメラを批判する人もいらっしゃいますが(たしかに一理あります。)、APS-Cフォーマットのカメラは使いようによっては威力を発揮します。

EOS 7D Mark IIは9年も前のカメラですが、今でも私にとっては大切なカメラです

今のミラーレスカメラでしたら、EOS 7D Mark IIの後継機のEOS R7ですね

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フィールドにおける特定のスポット

私たちの生活を思い出してください。都心でしたら、家、コンビニ、スーパー、郵便局、役所、駅、電車・・・と、私たちは生活において必ず立ち寄る場所がありますね。

これは、野鳥にも同じことがいえます。特定の場所、特定の止まり木や岩、特定の時期になると特定の場所での行動と決まっているのです。

毎年、継続して観察していますと、その行動の前兆も見えるようになり、理由付けをしてターゲットの野鳥を前もって待つこともできるようになります。

ですので、私の場合、最近は双眼鏡とメモ帳の出番がとても多いです


ホオジロ

ホオジロのオスは、枝や岩の一番高いところに止まって、なわばり宣言をすることが多いです。ただし、そのスポットは複数持っています。

おそらく、天敵と出くわしたとき、場所を変えて引き続き宣言するためかと思います

双眼鏡で観察していますと、いくつか候補が浮き上がってきます。その中で、写真の撮りやすいところをピックアップし、ホオジロに私を慣らします。

慣らすことが大切で、私を気にしないような関係になりますと、近くにいても自然のさえずりを見せるようになります。

ホオジロEmberiza cioides
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

キジバト

「デーデー・ポッポー」と鳴く野鳥の正体はキジバトです。今の時期の八丈島では、このキジバトが面白い行動をします。

だいたい、2羽で見られます。前をすまして歩く個体と後ろから喉を膨らませて頭を上下に動かしながらついていく個体です。

前を歩く個体はおそらくメス、後ろを歩く個体はおそらくオスです

喉を膨らませて頭を上下に動かしながらついていくオスの行動は、おそらくメスへの求愛ディスプレーの一つだと考えています。

キジバトが集まりやすい場所で観察していますと、ディスプレーが始まりました。オスはメスに夢中ですので、私のことは気にせずにアプローチしていました。

キジバトStreptopelia orientalis
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

ウミネコ

釣りをしている人ならば分かると思いますが、ウミネコは意外と近くに止まりますよね。でも、バードウォッチャーや野鳥写真を撮る人からは距離を置きます。

これは、ウミネコが人の行動を見分けて、安全な人かそうでないかを判断しているからです

ウミネコが止まる岩は、よく見ますと、決まっています。その岩に対して、私はどこにいればいいのかを、ウミネコが来る前に決めておきます。

  1. 脅かさない位置
  2. 背景

の重要性で場所を選びます。そして、ウミネコを慣らすことも大切です。

近くに来て慌てて写真を撮りますと、「この人間は怖い」と判断されます。そうなってしまいますと、だいたい写真は撮れなくなります。

これは、いい機材を使っても同じ結果になります

ですので、ウミネコが止まる岩を知り、ウミネコに近くにいても大丈夫と理解してもらえば、そのあとは楽になります。

ウミネコLarus crassirostris
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

今日は、「野鳥写真における特定のスポットを持つ大切さ」についてのお話でした。ネットを見ていますと、上手い写真はたくさん見受けられますね。

おそらく、その方々も私と同じように特定のスポットを持っていると思います。以前、お客様に野鳥写真の撮り方の質問を受けました。

機材も大切ですが、

いつ

どこで

どのような行動をしているか

を知っているだけで、結果はかなり変わりますよ

とお答えしました。

今回掲載した写真は焦点距離600 mmのレンズ+テレコン+カメラの組み合わせで撮影したものばかりです。でも、今のカメラは性能がいいので、400 mmのレンズで撮影し、トリミングでも同じ結果になります。

ということは、野鳥写真の肝は、ぞれぞれの野鳥の特定のスポットを知っているかどうかです。

私は、カメラを持つ前に、双眼鏡とメモ帳を持つことをおすすめします。そのあとは、ぜひ、いい野鳥写真を撮って下さいね。

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