八丈島は、いい天気が続きいています。車を見ますとホコリだらけでしたので、久しぶりに洗車をしました。
車ってこんな色をしていたんだと再認識しました(笑)
天気がいいということは、空気が乾燥しています。花は開花し、次世代の種を作ります。
気づいたら、八丈島の春は終わりでした
今日は、「東京都八丈島の春の植物の名残を見てきました」と題してのお話です。
春のふさふさといったらチガヤ
今の季節、八丈島のいたるところで、ふさふさの植物が見られます。
これはチガヤといいます
写真はふさふさが広がる前ですが、もう少し時間が経ちますと、綺麗なふさふさになります。
朝焼けや、夕焼けのとき、このふさふさはオレンジ色になり、とても神秘的な色になります。
海沿いに香りを振りまくマルバアキグミ
1年前から植物の良さを知り、「学ぶ楽しさ」を知りました。そんなとき、海沿いを歩いていましたら、気がついた植物です。
マルバアキグミの香りです
淡い色の葉とくすんだ白の花。派手な花ではないので、遠くから見ますと、花が咲いているとは思いません。
香りに引き寄せられて、近くに行ったら気づいたのが、マルバアキグミの花です。
海岸沿いの場所、葉の形状、花の香りと3つのポイントから、私の記憶に強く残りました。今では、春になると、この花を見つけたくなります。
「宿主特異性」を教えてくれたメダケ赤衣病菌
八丈島では、タケノコのことをタコウナと呼びます。シーズンになりますと、ぽこぽこ地面から出てきます。
そのタコウナですが、ヤダケとメダケがあります。メダケは苦いのですが、どうやって見分ければいいでしょうか?
ぱっと見、両方とも細い竹なので、節を触るというのがあります。ヤダケは文字通り、弓矢の矢なので、節がありません。
周辺の竹が節がなければ、取れたタコウナは苦くなる可能性は低いです。
一方、遠くから見分ける方法としては、メダケ赤衣病菌があります。
これは、メダケに特異的に着く菌です。
宿主特異性ですね
メダケ赤衣病菌の着いた竹はメダケです。場所を覚えておけば、シーズンのときにそこを避ければ、苦いタコウナを採る可能性が減ります。
うさぎの耳のような新芽をもつシロダモ
春の八丈島の山に入りますと、ふさふさの花のようなものを着けた木と出会います。ぱっと見、花ですが、これは花ではありません。
シロダモの新芽です
この柔らかなもふもふ具合が心地よく、多くの方々から人気な木です。新芽が出たときは、薄茶色の薄い毛で覆われています。
時間が経つにつれて、その薄茶色の薄い毛は取れていき、最後は緑色の葉になります。
写真では、中心の葉の左側の一部の毛が取れ始め、葉の色が緑色に変わりつつある瞬間です。
ざっと回ってきましたが、春ももう終わりです。4月は10日ほど八丈島を離れていましたので、時間が経つのがとても早かったですね。
私も、あと5日で普通の生活に戻ります。次は八丈島の初夏の植物ですね。
楽しみです
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