八丈島の雨の日の楽しみ方2

八丈島のフィールド

9月に入り、最近の八丈島の天気は不安定になりました。夕立が起きやすくなりました。

海を眺めれば、入道雲が移動しているのも見られます。本土に住んでいたときには見られなかった景色です。

ただ、雨が降ると少し気分が滅入りますよね。


今日は、「八丈島の雨の日の楽しみ方2」と題してのお話です。


「八丈島の雨の日の楽しみ方2」ということは、前回も関連記事がありました。そこでは、ふれあい牧場、裏見ヶ滝、三原滝を紹介しています。


今回は、雨の中の景色よりも、雨が降り止んだその後に注目しています。

さて、夕立が終わった後、少し林道を散策してみました。

八丈島では、アシタバが有名ですね。料理の天ぷら、おひたし、加工品ならば、お茶、クッキー、そば、ラーメンなど、産業としては優等生の植物です。

そのアシタバ、今の時期では、リュウキュウツヤハナムグリが花粉や花蜜を食べに来ています。夕立のとき、どう過ごしているでしょうか?

リュウキュウツヤハナムグリProtaetia pryeri oschimana
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

アシタバの花柄に脚を引っ掛けて、雨に打たれても落ちないようにしていました。

昆虫は変温動物ですので、体温が下がると動きが鈍くなります。おそらく、雨で落ちる危険性を避けるためだけでなく、体が動かし難くてもベストの位置をキープするための工夫なのかも知れません。


少し遠目に雨に濡れた白い花が見えました。この花も最近よく目にします。

シマクサギClerodendrum izuinsulare
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

これはシマクサギといいます。低木ですが、意外と花が目線の高さまできます。

花を拡大してみましょう。

シマクサギClerodendrum izuinsulare
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

5枚の花弁、4つのおしべと1つのめしべが見られますね。遠目に見ると、花は無造作に咲いているように見えますが、雨が終わった後、訪花昆虫を迎え入れる準備ができています。


最後は、大きなキノコ。目的は別に合ったのですが、車を安全な場所に止めたら、すぐそばにありました。

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EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

雨が降ると湿度が上がります。八丈島の気温は今も32℃まで上がりますが、山の上の方は比較的涼しいです。

日長と湿度と温度。キノコの子実体の形成条件が揃ったのでしょうね。

雨が降り終わった直後ですので、まだキノコの傘が濡れています。

キノコは超初心者ですので、同定はできません。アカジコウかな?知っている方は教えていただければ幸いです。


雨の後に少し歩いただけでも、様々な生き物、そして、その生きる姿を見ることができます。八丈島の旅行は非日常です。雨で少しがっかりしましたら、身近なところを見てください。

あなたの側にも小さな非日常が潜んでいますよ。

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