私のブログは、写真を基に文章を書いています。ですので、写真撮影が基本となっています。
忙しくて写真撮影ができないと写真のストックが枯渇してきます。そんなとき、昔の写真を使いたいと前々から思っていました。
ライトボックス(下から光を当ててスライドを見るための台)に照らされたスライドを、そのまま写真撮影するのも面倒くさいし・・・
できないわけではありませんが、もっといい方法があるはずです。
今日は、「昔のスライドをデジタル一眼レフでデジタル化するアダプター ES-1とES-2」と題してのお話です。
Nikonのフィルムデジタイズアダプターを使う
フィルムスキャナーもありますが、フィルムからデジタル化するためだけのたった一回のためにお金を支払うのは躊躇されますね。
それで、Nikonのフィルムデジタイズアダプターです
ガイドさん、CanonユーザーなのになぜNikon・・・?
確かにそうですね(笑)
まあ、お話を聞いてください
Nikonにはマクロレンズに装着するだけでスライドを撮影できる、ES-1とES-2の2種類のアダプターが発売されています。
ES-1は別売りのアダプターを介して、ES-2は同梱のアダプターを介して、Nikon製のマクロレンズと接続して使います。
さらにES-2は、ストリップフィルムホルダーとスライドマウントホルダーの両方も同梱されており、スライドフィルムからデジタル化の全てができることになっています。
ES-2は全て揃っていますので、その分、価格がお高くなっています
PR
Nikon ES-1の開封
ES-1を実際に購入してみました
ES-1は小さな箱に入っており、中もビニールで包まれていました。
ビニールを取るとこんな感じです。
真横から見ますと、スライドホルダーが見えます。
裏から見ますと、フィルターネジにねじ込めるように溝があります。また、内側は、撮影時に光の悪影響が出ないように艶消しになっています。
CanonでES-1を使う方法
Canonには、EF50mm F2.5コンパクトマクロというマクロレンズがあります。このレンズのフィルター径が52 mmで、実は、ES-1をそのまま着けられます。
PR
では、そのまま使えるのですか?
いいえ、少々面倒くさいですが、使えるようにするためには、これ以外に2つのものが必要です
リンクは例ですが、これらを買わなくても中古のもので大丈夫です
- 52 mmのフィルター
- ライフサイズコンバーターEF
PR
まず、52 mmのフィルターをEF50mm F2.5コンパクトマクロの先端につけます。これで、被写体のスライドとピント合わせ用の幅ができます。
次に、EF50mm F2.5コンパクトマクロを等倍で使用するためのアダプターである、ライフサイズコンバーターEFを接続し、デジタル一眼レフに装着します。
最後に、ES-1を52 mmのフィルターに通常通り、ねじ込みます。注意点として、52 mmのフィルターに完全にねじ込むのではなく、ある程度緩めておくのがコツです。
これで、EF50mm F2.5コンパクトマクロのフォーカスリングを使って、スライドにピントを合わせることができます。
撮影時はF値を出来るだけ絞ります。撮影はカメラを三脚に付け、手ぶれ防止のためレリーズを使います。
私は、光源をライトボックスを使用しましたが、フラッシュでも代用できます。
そして、以前は手持ち撮影をしましたが、この機材で再び撮影したのがこの写真です。
思い出の写真がデジタル化できました
スライドあるいはスライドフィルムのデジタル化は、一過性のものです。フィルムスキャナーを買うのには躊躇しますね。
NikonのES-1あるいはES-2は、デジタル化するためのお手軽なアダプターだと思います。
ぜひ、試してみてくださいね
PR