これまでの私のブログでも紹介してきましたが、八丈島は渡り鳥の中継地点です。オオルリ、ツバメ、チドリなどをはじめ、意外な野鳥も来島します。
そこで、
今日は、「ツバメ+チドリ=?」と題してのお話です。
みなさん、ツバメはご存知ですね。春になると南から渡ってくる線の細い野鳥です。家の軒下で巣を作ることで有名ですね。
それでは、チドリはご存知ですか?チドリという野鳥はいませんが、チドリ類としてひとまとまりにされています。
お酒を飲んでふらふら歩くのは千鳥足。この「千鳥足」という言葉は、チドリ類が餌を探すときに、あっちに行ったり、こっちに行ったりする行動が由来です。
両者とも可愛らしい野鳥です。でも、みなさん、この世の中にはツバメ+チドリ=最強に可愛い(?)野鳥がいるのです。
その名はツバメチドリ。こんな感じの野鳥です。
え゛っ・・・
実は・・・顔は怖い顔をしています・・・。泥棒ヒゲ+口裂け女のような顔です。
昔小学校で流行った学校の怪談に出てきそうな・・・といったらひどいでしょうか?
気を取り直して紹介すると、ツバメチドリはとても珍しい渡り鳥です。
なぜ、ツバメチドリという日本語名がついているかというと、飛んでいる姿がツバメに似ているチドリだからだそうです。
私は、このとき初めて見ましたが、ふわっと飛んだとき思わず、
おおっ、ツバメか?
と口に出したくらいです。名付けた人は天才です。
普通のチドリは、ムナグロなどの比較的大きな野鳥に追われます。ムナグロは強いです。
しかし、ツバメチドリはやり返していました。気性が激しいんですね。でも、このくらいでないと野生では生きられません。
とても珍しいツバメチドリ。渡り鳥の中継地点である八丈島に住んでいて、私はとても幸運です。
5月はバードウィークがあります。来年の5月は、ぜひ八丈島に来てバードウォッチングをお楽しみください。きっと変わった野鳥に出会えますよ。
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