湿度が高いですが、晴れ間が出たり曇ったり、今日はそれなりの天気かなぁ・・・と思っていましたら、最後に雨が降りました。
すべての天候が1日に起きましたね
八丈島の天気は、どちらかといいますと山の天気と似ています。晴れ間が見えているのに、突然雨が降ったりします。
このような環境ですと、植物もいろいろなものが見られます。
今日は、「2023年7月上旬、東京都八丈島で見られる花たち」と題してのお話です。
ハチジョウショウマ
今の季節、山の中腹あたりにいきますと、白い色の線香花火のような花をつけている植物に出会います。
ハチジョウショウマといいます
この植物との私の最初の出会いは、霧の中をある植物を探していたときでした。
あっ、ガイドさん、なんでこんなところを歩いているんですか?
それは、あなたもそうですけれども・・・(笑)
当たりは真っ白な霧です。そもそも、こんなところに人は来ません。
当時、私は植物に興味を持ち始めた最初のころでした。新しい植物との出会いに喜びを感じていました。
この道である植物を探していたんです
そうでしたか
そういえば、それに似た植物もここにはありますよ
そうして、友達が見せてくれたのがハチジョウショウマでした。霧の水滴がついた花の姿は、今でも思い出されます。
シマヤマブキショウマ
シマヤマブキショウマは、私にとっては、八丈島で自力で群生を見つけた初めての植物です。そして、前述の「ある植物」というのがシマヤマブキショウマでした。
この植物の生息地はなぜか限られていています。そして、霧に包まれたときに花を咲かせます。
今年はちょっと忙しくて、満開の時期を逃してしまいました。
自然のサイクルは早いです
残念ながら、次の出会いは来年ですね
ハマゴウ
ハマゴウは名前のとおり、海岸沿いで見られます。厚めの葉と紫色の花が特徴的です。
八丈島では、道路と海岸の間のエリアで広く見られます
いつも花が咲いていますので、花の寿命が長いようにみえますが、実際は順番に花を咲かせ続けています。
しばらくは、ハマゴウの花を楽しめそうですね
ネジバナ
ネジバナは、八丈島では平地に見られます
と、言葉ではこんな感じになりますが、はじめは、私は見つけられなかったです。
フィールドを歩いていましたら、たまたま見つけて、そこから生息場所が分かるようになりました。この植物は本当に変わっていて、らせん状に花を連続的に咲かせます。
ぱっと見、見逃してしまような野草ですが、ユニークな形態なので、一度覚えると忘れられません。
今では、毎年、ネジバナに会うのを楽しみにしています
今日は、2023年7月上旬に八丈島で見られる植物を紹介しました。すべて身近だと思いますが、けっこう色々な植物が生息していますよね。
八丈島にもまもなく夏が来ます
次の植物に出会うのが楽しみですね
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