朝からとてもいい天気でしたね。八丈富士も、三原山もどちらも眺めても爽やかな姿を見せてくれました。
今日は、私は、私の科学クラブの教育を直接見学されたい方と1日一緒に過ごしました。その中で、野外実習としてヘゴの森を回りました。
今日は、「2021年2月13日、東京都八丈島のヘゴの森ツアーの様子」と題してのお話です。
お客様は、レクリエーションではなく、仕事の取材
今日のお客様は、私の科学教育を見学するために、本土からいらっしゃいました。午前中は、屋根のある場所で、子供たちの研究のお話をたくさんしました。
作成されたパワーポイントのプレゼンテーションだけでなく、それぞれの子供たちのアイディアと、それらをどのように認め、研究のレベルまで追い込み、発表まで持っていくかのお話をしました。
そして、直接会ってお話しますので、各研究における子供たちの苦労、指導者側の苦労などのたくさんの裏話をお話しました。

考え方の参考になるお話をいろいろしました
野外での体感は研究テーマの探索につながる
この写真はお客様がマメヅタを見ているところです。

マメヅタは何に分類されるか形態ではわかりにくいです。でも、これは、胞子嚢がついている形の異なる葉がありますので、シダ植物と分類されています。

様々な角度から1つもものを見ることは、新たなテーマの発見の探索と似ていることをお話しました
シマテンナンショウの花の角度の実物を見ていただきました
八丈島の今の季節は冬です。でも、シマテンナンショウは満開です。

お客様はシマテンナンショウの群生を見ています。ここでは、私が以前からお話している、シマテンナンショウの花の角度の不思議について解説しました。
巨大木生シダを直接手に触って、通常のシダとの違いを体感しました
ヘゴの森では、通常のヘゴともふもふの毛のヒカゲヘゴが見られます。そして、お客様の周囲には、通常のシダ植物も見られます。

シダ植物は、緑色をして背丈が低く、風にとてもなびきやすいです。それは誰もが思うイメージですね。
でも、写真のヒカゲヘゴは違います。お客様は、初めて見る木生シダに驚かされていました。
ヘゴの森は、360°木生シダに囲まれた森
お客様が立っている場所は、写真集、雑誌、テレビなどで紹介される場所です。頭上に見えるヤシの木のように見えるのは全てシダ植物のヘゴです。

先程の場所を上から見下ろした風景です。

お客様は、

恐竜が出てきそうですね!
と感嘆されていました。
私はいつも時間があるときはフィールドで過ごします。
そして、今日は、デモンストレーションとして、私と同じ時間をお客様と一緒に過ごしました。
ポイント、ポイントで、私は何を考え、子供たちに何を求めるかを解説しました。並行して、色々な形に縛られず、先入観に縛られずに、様々な角度で見られる視点を持つことをお話しました。
明日も、科学クラブの模擬授業が続きます。


