八丈島は面積が70 km2です。こんな小さな島でも、人間の視点から見ても地形は複雑です。
昨日も八丈島を回ったのですが、ちょっと視点を変えるだけでも、見えているものは違いますし、その環境で見られる野鳥も変わってきます。
嘘みたいな本当の話です
今日は、昨日とは違う角度から八丈島を眺め、新たに野鳥が出現する可能性の高いところを見つけました。
今日は、「2022年11月10日、秋の東京都八丈島の身近な野鳥を見てきました」と題してのお話です。
スズメ
今の時期になりますと、八丈島では、スズメは群れで生活をしています。あまり鳴かないので、群れが突然飛び立って、びっくりさせられることがあります。
八丈島ではスズメは繁殖しています。今でも、くちばしの付け根が黄色い個体がたくさん見られます。
ただ、その群れを構成しているスズメの羽数は日に日に少なくなっているようです。
フィールドでは、いつ命を失うか分からないですからね
今日は、そのスズメの群れが私の近くを通過しました。せっかくですので、撮影させてもらいました。
スズメは、ススキの穂をくわえ、実をくちばしでこそぎ取って食べていました。
ホオジロ
秋になりますと、八丈島はいたるところにススキが見られます。ホオジロはその実を食べたり、ススキを隠れ家にしたりして生活をしています。
声は聴こえますが、特定の場合を除いて、姿を見るのは難しい季節になりました。
ホオジロも八丈島で繁殖をしており、オス・メス両方を見ることが出来ます。
餌の食べ方は先ほどのスズメと似ており、ススキの穂をくわえ、実をこそぎとって食べていました。
スズメもホオジロも、私が予想していないところから姿を現しましたので、一つ学びを得ました
イソヒヨドリ
多くの場合、本土では、イソヒヨドリは海沿いで見られます。八丈島でもだいたい同じです。
でも、稀に山の中でイソヒヨドリが見られると、びっくりします。
さて、私は、イソヒヨドリのなわばりをチェックしています。お互い慣れてきましたので、私は無理やり撮影しませんし、イソヒヨドリも警戒しなくなりました。
今日は、ほとんど観察ですね
どこを見ているとか、何を食べているとか、次はどこに飛ぶとか・・・
学びの多い時間でした。
タヒバリ
八丈島では、タヒバリは冬鳥です。小さな群れは見てきましたが、今日は大群に遭遇しました。
あまりの多さに、タヒバリも変なところにいました。
おそらく、今日到着した群れでしょう
群れでコウチュウの幼虫を食べていました
長旅の疲れもありますので、そっと撮影させてもらいました。
今日は視点を変えて、八丈島を回りました。私が気づいていなかったポイントがたくさんありました。
言い換えますと、視点が固定していましたね
先入観を持たずに、もう少し色々な角度でフィールドを観察したいと思います。
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