八丈島は年間3,000 mm雨が降ります。降水量では上から数えて16番目の土地で、日本でもトップクラスです。
今日の八丈島は、強風波浪注意報が出ていました。そのため、今朝の東海汽船の定期便は欠航しました。
この天気に対してどう思うかは人それぞれですが、八丈島らしい天気ですので、
八丈島に帰ってきたのだなぁ・・・
と喜びを実感しています。
さて、こんな天気の日に出かけるのは普通の人ではありません。でも、私は普通の人ではありませんので(笑)、今日起きるであろうことを探しに行きました。
今日は、「2024年3月7日、強風波浪注意報が出ている八丈島を回ってきました」と題してのお話です。
今日は小雨の八丈島
都心は水が管理されていました。そのため、蒸発する水も少なく、私が生活していた3ヶ月間、ほとんど雨が降りませんでした。
一方、八丈島は周囲が海で囲まれています。空気中に何か飛んでいても、雨で一緒に落とされ流されます。
八丈島に来てからアレルギー症状が緩和されると聞きますが、この自然の浄化作用が理由だと思います。
さて、今日の八丈島は小雨が続いていました。八丈小島を見ましたら、真っ白でした。反対側の大坂トンネル、横瀬側の方も真っ白でした。
こんな状態で着陸したのですから、ANAのパイロットさんは本当にすごいですよね
雨が降ると柔らかくなった地面の変化に気づく野鳥が現れます
晴れの日が続きますと、地面はとても硬くなります。掘るなんて無理です。
でも、雨が降りますと、水を吸った地面は柔らかくなります。
春になった八丈島ではコウチュウの幼虫が地面付近に上がってくることから、これらを狙う野鳥が現れます。
ハクセキレイは、本土では留鳥ですが、八丈島では冬鳥です。コウチュウの幼虫をどんどん食べて、次の渡りのタイミングで飛び立つ準備をし始めていました。
強風で飛ばされてくる野鳥も現れます
八丈島は太平洋に浮かぶ小さな島です。地図上では点のようなものですが、この点に渡り鳥が来ます。
写真は撮りませんでしたが、先日、アオサギを見ました。これから、どんどんと色々な渡り鳥が姿を見せると思います。
双眼鏡で眺めていますと、
あれっ?
なんだこれ・・・
動きの変なものが見えました。よ~く観察してみますと、コチドリでした。
風が強ければしゃがんで風をいなし、弱くなったら地面を歩いて餌を食べていました。
観察していましたら、面白い行動をとっていました。片足を細かく動かして地面に振動を与え、昆虫がいたらすかさず食べていました。
近くで観察しますと、色々なものが見られますね
今日は、「2024年3月7日、強風波浪注意報が出ている八丈島を回ってきました」と題してのお話でした。
八丈島は小雨が続いていたことから、八丈小島や大坂トンネル、横瀬側は真っ白でした。こんな悪天候でANAの飛行機は降りてくるのですから、パイロットさんがいかに腕が良いか分かりますね。
雨の恩恵を受けて、ハクセキレイが地面の昆虫を食べ、渡りの準備をし始め、一方、強風でコチドリが八丈島に飛ばされてきました。
冬鳥は間もなく去り、たくさんの渡り鳥が来島しますね
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