東京都八丈島で野草の写真を撮影するために使用している機材について

写真機材

「離島で生活する兼業自然ガイドのブログ」は、主に八丈島の自然を毎日紹介しています。多くの方々がご覧になっていますね。

初期の頃は、写真の話題を記事にしますと、ピタッと読まれなくなりました(笑)。ところが、ここ最近はGoogle検索で上位に表示されるようになったためか、写真関係でも読まれる方々が増えてきました。

特に野草の写真ですね。得意の野鳥の写真でないところが、私らしいです(笑)。


今日は、「東京都八丈島で野草の写真を撮影するために使用している機材について」と題してのお話です。


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本格的に野草の写真を撮るようになったのは2年前からです

八丈島に来て、景色の美しさに驚かされました。そのため、初めにCanonのEF16-35mm F4L IS USMEF24-105mm F4L IS USMを手に入れ、風景写真を撮り始めました。

その2年後、知り合いのつてで、EF100 mm F2.8L Macro IS USMが加わりました。ここから、野草の写真にのめり込んでいったのだと思います。

以下は、野草写真の撮影のためのそれぞれの機材について紹介します。ほとんどは、中古で入手しました。


デジタルカメラ

野草の写真を撮影するために、私はCanonのEOS 6D Mark IIをメインに使っています。八丈島に来た直後は、EOS 6Dを使っていたのですが、八丈島の突然の雨でエラーが出て、撮影を止めざるを得ない状況が起きました。

そこで、EOS 6Dを手放し、防塵防滴仕様のEOS 6D Mark IIを使うようになりました。雨の中でも普通に撮影しています。

カメラは精密機械です

本当は、カメラ用のレインカバーを使用するべきです

八丈島の雨の中でも構わず、普通に撮影しています。
iPhone 8

自然の中ではどうしても突然に雨が降ります。私はどのメーカー製の一眼デジタルカメラあるいはミラーレスカメラでも防塵防滴は必須だと思っています。

ただ、スタジオなどの屋内の場合は、雨の心配がありません。その場合は、どのメーカー製のどのカメラを使ってもOKです。


マクロレンズ

私は、下記の3種類のマクロレンズを使っています。

Canon EF50mm F2.5 Compact Macro

ある程度大きめの被写体を撮影するときに使っています。シャープさとあまくボケる(古いレンズのため)表現を使うため、F8-16で絞って使っています。

Life Size Converter EFをレンズとカメラの間に挟むと等倍撮影ができます。

逆光条件で撮影すると、写真に絞りの形が写ってしまう(ゴースト)のが弱点です。

Canon EF100mm F2.8L Macro IS USM

Canonで有名なレンズの1つ。手ブレ補正がついているレンズなので、離れて昆虫を撮るときに便利です。

また、望遠マクロであることから、絞ってもEF50mm F2.5 Compact Macroほど仕上がった写真がカチッとならず、望遠の効果で、ゆるやかにボケていきます。ボケ味が大好きな人にはおすすめのレンズです。

Canonの回し者ではありませんが、このレンズに関しては、弱点はありません。

Sigma 70mm F2.8 DG MACRO Art

カミソリマクロとよばれるSigmaが誇る名レンズです。このレンズは、逆光条件でゴーストが発生するEF50mm F2.5 Compact Macroの代用品として手に入れました。

焦点距離が70 mmと短いので、EF100mm F2.8L Macro IS USMEF50mm F2.5 Compact Macroの中間のボケ味になります。絞りが円形であることから、逆光でも絞りの形のゴーストが出ません。

仕上がった写真の仕上がりは、Sonyのレンズに近いと思います。Sony Eマウント用も販売されていますので、Sonyユーザーにはおすすめのマクロレンズだと思います。

70 mmは70 mmなので、50 mmマクロの代用になりませんでした。でも、とてもいいレンズですので、逆光などEF50mm F2.5 Compact Macroで撮れない条件で活躍するレンズとして使用しています。

フウトウカズラPiper kadsura
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

レリーズ

初めはレリーズを軽視していました。というのも、カメラには2秒セルフタイマーが付いていますので、三脚さえあれば大丈夫と考えていたからでした。

ところが、野草の撮影で最も問題なのは、でした。強風の八丈島では、風が被写体ブレを起こしてしまうのです。

たとえ2秒であっても未来は予測できません。風を感じながら、止むのがわかった瞬間に、シャッターを切るほうが効率的です。

現在はレリーズを必ず使用するようになりました。

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リングフラッシュ

フイルム時代は、フラッシュを多用した写真が多かったですね。私もよく使っていました。

ヤンバルトサカヤスデの論文が掲載されたとき、雑誌の表紙になりましたが、そのときは、Canon MR-14EXを使用しました。オート撮影、左右の発光強度を変えられる優秀なフラッシュです。

現在は、MR-14EX IIとなっています。絞り込んで拡大写真を撮影するときは便利ですが、最近は、自然光での撮影が多くなりましたので、あまり使用していません。

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三脚

フラッシュが使わなくなると、逆に多用するものがあります。三脚です。

私は全部で5つの三脚を使っています。その中で一番使用頻度が高いのは、LeofotoのLS254C-LH30です。

もちろん、主に野草を撮影するときに使っています。

カーボン三脚で軽く、自由雲台、脚の伸長が3段、脚の開き方も3段階あり、カメラを固定するバリエーションはとても豊富です。これ1つあれば、だいたいの撮影は出来てしまいます。

初めてみたとき、中華製か・・・とバカにしていました。でも、作りがしっかりしているのが分かりましたので、今は惚れ込んで使っています。


上記の機材を使って撮影された野草の写真は、私のInstagramで紹介されています。

機材はお金がかかります。一度に揃えようとして大量買いしますと、いらないものまで買ってしまいます。

最低限のものを揃え、撮影経験を積みながら、少しずつ揃えていくのがおすすめです。

野草写真を始めてみようかな?と思っている方々の参考になれば幸いです。

アオキAucuba japonica
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

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