先日、知り合いと電話をしたときに、観光地におけるブランディングについて話題になりました。
いわれてみれば、私たちは

なぜ、東京へ観光に行くのでしょう?
なぜ、京都へ行くのでしょう?
なぜ、北海道へ行くのでしょう?
なぜ、沖縄へ行くのでしょう?
考えてみれば不思議ですね。

じゃあ、ガイドさんどちらへ行きますか?
と知り合いは尋ねました。私は、

みんな全く興味がわきません
八丈島が大好きですから
とこたえました。

あなたは、ちょっとぶっ飛びすぎです(笑)
まあ、観光業に限定してですが、お客様を狙ったとおりによびこむのは難しいですよね。それを導く方法の一つがブランディングだそうです。
今日は、「ブログのブランディングは思う通りには行きません」と題してのお話です。
自己分析
私について過去を振り返りますと、
- 高校時代の成績は、ラストから6番目。
- 大学には入りましたが、大学の授業には出席せず、ひたすら野鳥の写真を撮っていた。
- 当時は、プロの動物写真家になるつもりだった。
- 平凡社のアニマ賞(プロアマ問わずの野生動物の生態写真コンテスト)の特集号に2年連続で写真が掲載された。
- 大学院に入り、あまりのバカさかげんに2人の先生から投げ出された。
- 交通事故に巻き込まれて半年間寝たきりになった。
- 分子生物学実験が苦手だったので、ひたすらピンセットを用いた解剖を練習した。
- お情けで、先生に博士にしてもらった。
- 英語ができないのにポストドクとしてアメリカに行き、先生のスパルタで生物化学、分子生物学を教育され、本当の意味での研究者になった。
- 自分で研究費を取得して、論文を出した。
- 周囲の多くの方々のご協力で国家研究プロジェクトのグループリーダーになった。
- 最終的に原著論文・総説を合わせて50報発表した。
- 自分の研究者としての将来に見切りをつけ、研究者を辞め、ヘゴの森の自然ガイドになった。
- このブログを始め、継続中(今現在)。
まあ、文字にしてみますと、私は、本当に変わった人生を歩んでいますね(笑)。
加えて、私はもともと勉強ができない人でした。ですので、ブログを研究関係にするのは嫌だったのです(笑)。

ブランディングのためにブログタイトルを決めました
でも、ブログの方向性は決めなければいけませんね。そこで、Google先生に八丈島で生きる自分に関わるキーワードを片っ端から探したのです。
上位に出てきたのは、
- 離島
- 自然ガイド
- 兼業
それで、ブログのタイトルを「離島で生活する兼業自然ガイドのブログ」としたのです。

ベストをつくしてもブログのブランディングは難しい
私のブログを読んでいただいている方は分かると思いますが、野鳥写真に偏っていますね。今現在は、野鳥写真分野でアクセスがきています。
でも、初めはそうではなかったのです。頑張って野鳥写真分野にブランディングしても、このブログはそちらの方向には行きませんでした。
最初に当たったのは、ヤンバルトサカヤスデとアシジロヒラフシアリの記事。ヤンバルトサカヤスデはもともと酵素学分野で研究をしていましたし、種は違いますが、アリも化学生態学分野で研究していました。
記事は自分の知識を入れて何気なく書きました。

ブログのタイトルとも関係ありませんでしたしね
でも、これらをきっかけに、八丈島の生き物について興味を持つ人が私のブログへ来るようになりました。
そのあとは、ヘゴの森ツアーの様子を掲載してアクセスを稼ごうとしましたが、思ったほどはうまく行かなかったですね。
波は上がったり下がったりしますね。その動きは予測できません。
同じ様に、私のブログも少し読まれたり、また、アクセスがなかったりとなりました。
そして、継続していますと、気づいたら、何気なく書いた記事が、時間差で読まれるようになりました。
このブログの人気記事のように、小坂流加先生の小説、iPhoneの機種変更、TFCC損傷の手術などの記事が上位に来るようになりました。

野鳥写真分野の記事のアクセスが突然来るようになりました
ブログを初めたころは、野鳥写真分野の記事で運営するつもりでした。しかし、思い通りにはいきませんでした。
しかし、変化が突然起きました。

CanonのEOS R3の関連記事です
EOS R3は未だに出荷台数が少なく、手に入られている人が少ないということをディーラーさんから聴きました。ならば、待っている人に少しでも参考になる情報をということで、私が気づいたことを書いたわけです。
ここからは早かったです。EOS R3の記事を皮切りに、写真機材のレビューの記事にアクセスが来るようになりました。
私のブログでは、私が実際に使った写真機材しかレビューは書いていません。

おそらく、みなさんの参考になったのかも知れませんね

今現在、私のブログは、野鳥写真関係のブログとしてブランディングされています。でも、これは本当に偶然です。
今後も何気なく書いた記事が読まれて、違う方向に行ってしまうでしょう。でも、これは当たり前のことだと思っています。
今はネット社会です。情報の浮き沈みはとても早く、不変というものは無いように思えます。
それに合わせ、私のブログも、過去に書いた記事にヒットし、ブランドも変化するのだと思います。ですので、ブログのブランディングは思う通りには行かないと私は思っています。







