今月はガイドもやっていましたが、年度末ですので、デスクワークが多かったですね。
2月は一年のうちで一番日数の少ない月です。私の気分的には一瞬で終わってしまいました。
ただ、八丈島では野鳥の繁殖期が2月から始まっていたことを知ったのは、大きな収穫でしょうか?
来年はもっと緻密に調べたいですね
今日は、「2023年2月、東京都八丈島で見られた野鳥たち」と題してのお話です。
ツグミ
ツグミは、本土と同様に八丈島でも冬鳥です。ただ、いないわけではありませんでしたが、今年は出会う機会が少なかったですね。
出会ったときは、
本当にいたんだ・・・
と思うくらいでした。
今年は、私にとっては、脅かさないように観察するのが大変な種でしたね。
イソヒヨドリ
秋から冬にかけて、今シーズンはイソヒヨドリを注意して観察していました。居場所がどのように偏るのか、オスの位置、メスの位置、いつごろからなわばり争いが始まるのかなど、今まで知らなかったことを穴埋めしていきました。
いくつか見張り台を見つけたのは大きかったですね
イソヒヨドリのいい顔を観察することができました
チョウゲンボウ
チョウゲンボウは、秋から冬にかけて八丈島に滞在する猛禽です。ハヤブサの仲間ですが、筋力が弱く、ホバリングするときはひらひらと翼を羽ばたかせるのが特徴です。
八丈島では昆虫を食べていることが多いです。見張り台にとまり、頭を動かして、狙いを定め、すーっと一直線に滑空して獲物を足で捕まえます。
翼を広げているときと畳んでいるときでは飛翔スピードが異なります。ホバリングのときは翼を広げ、滑空するときは翼を畳んで弾丸のように落ちていきます。
ミサゴ
ミサゴも八丈島では冬鳥です。魚を専門に獲る猛禽です。何も影響がなければ、いつも同じところにいました。
ああ、あそこがミサゴの見張り台か・・・
とよく双眼鏡で観察しましたね。ただ、飛翔となりますと、飛ぶコースは予想できるものの、飛ぶ時間はいつも変化していました。
私にとっては、まだまだ法則性は分かっていない野鳥ですね
2月もいろいろな野鳥を見てきました。八丈島も少しずつ暖かくなり、森が騒がしくなってきましたね。
八丈島では、自然にできた樹洞を探すシジュウカラ、オーストンヤマガラの動きが活発になっています。まもなく、冬は終わりますので、春に変わる一瞬を逃さずに観察したいと思います。
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