日本列島が豪雨で災害が発生しています。危険な箇所には近づかないようお願い申し上げます。
ここ八丈島でも他人事ではありません。最近は急に豪雨になることが多く、火山活動で形成された八丈島は急斜面が多く、このようなときは土砂崩れが発生しやすい地形です。
ですので、今日は、「雨の日の八丈島。屋根の下に人が過ごしているとき、身近なフィールドはどうなっているの?」と題して、林道には行かず、八丈島の身近な平らな場所で見られる自然の様子を紹介します。
八丈島はとても田舎です。坂下と呼ばれる地域の中心から、ちょっとずれれば、自然がいっぱいです。
雨の中、ゆっくり車を運転していると道端に動くものがありました。よ~く見ると丸っこい野鳥です。
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EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
雨の日はよく道端に野鳥がいることがあります。もしかしたら、道端に逃れた昆虫やミミズを狙っていたのかもしれません。
ゆっくり歩いていましたが、私に気づいたらそ~っと森の奥へ消えて行きました。
次は、雨の中、道路のど真ん中を堂々と歩いている巨大な野鳥がいました。
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EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
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この鳥、何だかわかりますか?
キジのメスです。なぜ胸を張って堂々と歩いているかというと、実は彼女の後ろには若鳥が4羽いたからです。
キジのメスは、子供たちが道路を渡る前に、一度自身が出てきて安全を確認します。私が見ている時点で安全ではないのですが、そうするとさらに背伸びをします。
これは、お母さんが自ら捕食者のターゲットになり、狙われている間に子供たちを逃がそうとする行動です。
私はキジのメスから距離を置き、遠くから観察しました。お母さんが森へ消えた後、子供たちはそのあとを追って行きました。
最後はシマホタルブクロです。
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EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
八丈島の梅雨は、アオノクマタケランとシマホタルブクロの花を楽しむ季節です。アオノクマタケランの花は道端にたくさん咲き、白い花の道を作るのに対して、シマホタルブクロはポツンポツンと道端に花を咲かせます。
ただ、両者とも人が出歩かない雨の多い梅雨どきのメインの花ですので、見逃す方もいるかと思います。今の八丈島は降水量が多く、土砂崩れの可能性が高いです。レインウエア を着て、身近な平らなところで自然を楽しみましょう。
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