私は北国育ちです。冬の野鳥は?と聞かれると、カモの仲間をあげます。
ここ八丈島も冬になると色々な野鳥が渡ってきます。その中で、冬の野鳥は?と聞かれると、私はムナグロをあげます。
写真のムナグロは冬羽です。夏羽は名前の通り、お腹の部分が黒くなります。英名はPacific golden plover。確かに背中が金色っぽいですね。
秋の台風や強風のあとに、突然群れで現れます。八丈島は本土から約300 km離れています。おそらく、島伝いでくると思いますが、海ばかりなので移動は命がけです。
現れたときはよく寝ています。脅かさないように遠くからそっと観察します。
毎日通い、少しずつ慣らせます。そして、「あっ、この生き物は無害なんだ・・・。」と集団に理解してもらったら、あとは色々許してくれます。
「ここまではいいよ。」「ここからはちょっと・・・。」相手の目の表情を読みながら、撮影します。この写真は、EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USMで撮影しました。
ちなみに、この一枚撮影するために近づくのに1時間、離れるのに1時間、だいたいトータル3時間くらいかけています。慌てると、「こいつは危険。」と判断されて、二度と撮影させてもらえません。
野鳥写真は様々なタイプの撮影方法がありますが、私は400 mmの小さい超望遠レンズで撮影するのが一番好きです。
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