部屋の湿度は軽く70%越えです。気をつけないと80%よりも上になってしまいます。
除湿機の力でなんとか部屋にカビが生えないようにしています。文明の力はすごいですね。
カビといえば菌類。
今日は、「梅雨の八丈島はキノコにとっては楽園な気候です」と題してのお話です
八丈島の食べるキノコは、大竜ファームさんの「うみかぜ椎茸」が全国レベルで有名ですね。
私のブログでは、食べられないキノコ(アラゲキクラゲは別にして。)の登場が多いです。
毎日じめじめ。でも、発想の転換です。
このじめじめをさらに楽しむために、三原山に突撃です。
多湿の空気が三原山まで登ってくる過程で、急激冷やされ、霧が発生します。山頂付近は今日も霧でした。気温は22˚Cくらいでとても過ごしやすかったです。
森の中は真っ暗で、地面にはコジュケイ、樹冠にはイイジマムシクイ、アカコッコ、オーストンヤマガラの若鳥の声が聞こえました。辺りを見回すと、切り株はコケでびっしりと覆われていました。
このような気候、きっとキノコもいるはずです。探してみると、足元に扇のようなキノコがたくさん幹についていました。
おそらく、ウチワタケだと思います。まだ若いので、これから成熟するのだと思います。
さらに歩くと、白いクラゲのようなものが木にたくさんついていました。
おそらく、アミヒダタケだと思います。昨日はナメクジがキノコを食べにきていましたが、今日はいませんでした。
木はリグニンというフェノール性化合物の重合体を含んでいます。この化合物は均一な構造ではありません。そのため、木の重量を支えられるほどの頑丈さは、セルロースとヘミセルロースと合わせてここから生まれています。
均一な化合物ですと、一つの手段で分解することができ、資源の有効活用ができます。しかし、リグニンは複雑な構造なので、今の科学をもってしても効率的な分解方法は確立されていません。
キノコは分解者。木を分解し、その栄養分で生きているキノコは、人知を超えた分子機構を携えています。
現在も多くの科学者がキノコと向き合って、木材資源の有効活用を模索してます。じめじめした霧の中の三原山でこんなことを考えながら、今日はキノコを探していました。
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