ヘゴの森ツアーは、知る人ぞ知るツアーです。
日本は北は北海道から南は沖縄まで、海外ではイギリス、フランス、ドイツ、スペイン、カナダ、アメリカ、エクアドル、オーストラリアと本当に世界中からお客様がいらっしゃっています。
さて、今回も少しタイムスリップして、ストックしていたヘゴの森ツアーの記事を掲載します。
今日は、「2022年2月26日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
お客様は都心からいらっしゃいました
どちらからいらっしゃいましたか?
東京からです
ここも東京ですけれどもね
笑
東京と言っていますが、私の出身は熊本なんですよ
若い頃から山歩きが好きでして・・・
今回のお客様は山歩きが大好きな方です。
昨日、八丈富士へ行き、お鉢回りをしました
ものすごく怖かったですよ
ネットで見た女性は楽しそうにしていましたが、あれは詐欺レベルですよ(苦笑)
無事で良かったです
そうですね、ネットの情報は鵜呑みにしてはいけませんからね
そんな会話からスタートしたツアーですが、お客様の名誉にいっておきますが、装備はバッチリでした。
それでも八丈富士は強風のときもあります。まずいと思いましたら、即回れ右して帰るのが正しい選択です。
ヘゴの森ツアーは、昨日会いましたお客様から教えてもらえました
前日ヘゴの森ツアーに参加されたお客様、口コミ、ありがとうございました(笑)。
ヘゴの森コースの様子
ヘゴの森には約1,000本の木生シダのヘゴが生えています。成熟したヘゴは硬い毛で覆われています。
この毛は気根といい、ヘゴの茎を支えると同時に根の役割もしています
なるほど
ヘゴは木ではありませんので、横断面には年輪は認められません。
八丈島は本土と違います。黒潮暖流のおかげで年間平均気温高く、ヘゴの北限となっています。
ヘゴの森のエリアでは、ヘゴとヒカゲヘゴが観察できます。
ヘゴの森を見下ろす高台からは1年を通して、ヘゴの傘(葉柄)が見られます。
ヘゴの森散策路全コースの様子
今回のお客様は、冒頭で書きましたように、装備がバッチリです。ですので、そのまま山側のコースへ踏み入れました。
散策路を振り返りますと、すっかりジャングルです。どこを歩いてきたか分かりませんね(笑)。
散策路にはところどころスギが見られます。戦後の植林政策の名残です。
そのスギもフウトウカズラによって枯死にいたります。木の命は永遠ではありません。
中には、天然のヤシもあり、このヤシはいつ散策路に自生したのかは未だに分かっていません。
森の中には、ところどころにテイカカズラが見られます。初めは足元にある茎の細いテイカカズラも、最後は人がぶら下がっても大丈夫なくらいの太さへと生長します。
2月末になりますと、ハチジョウテンナンショウが散策路のところどころで見られるようになります。散策路には、シマテンナンショウもありますが、ヘビの頭から紐があるのがシマテンナンショウ、無いのがハチジョウテンナンショウです。
八丈島といえばアシタバ。アシタバといえば八丈島。
そのくらい密接な関係なのがアシタバです。もちろん、散策路周辺にもアシタバが見られます。中心にある新芽はちょうど食べごろです。
散策路には、ヘゴだけでなく、様々なシダ植物が見られます。お客様が葉をひっくり返しているのはオオタニワタリです。写真では見にくいですが、葉の裏に茶色い胞子嚢群が見られます。
昨日の八丈富士は強風で怖かったですが、ヘゴの森は快適でしたね
八丈島は思いの外風が強いですからね
色々な植物が見られて楽しかったです
ありがとうございました
こちらこそ
今日はヘゴの森にいらしていただき、ありがとうございました
ヘゴの森ツアーは国内外で知られているツアーです。機会がありましたら、また、昔のヘゴの森ツアーの記事を公開したいと思います。