台風13号通過までは天気の悪かった八丈島ですが、最近は好天が続いています。
パンフレットのような景色の八丈島を体験したい人は、今すぐ八丈島へ「Go!」です(笑)
昨年は多忙でしたので、今年はヘゴの森のガイドさんを増やしました。ツアーとガイドさんのバランスがとれましたので、良いサービスが提供できています。
今日は、「2023年9月11日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
ヘゴの森コースの様子
お客様は、八丈島でスキューバダイビングを満喫し、最後にヘゴの森へいらっしゃいました。気合も入っていて、ツアー開始の30分前から集合場所へいらっしゃいました。
ヘゴの森、楽しみにしていたんですよ
お会いしてそうそう、嬉しい言葉を私にかけてくれました。
八丈島は雨が多い島です。そのため、ヘゴの森ツアーも空が灰色のときが多いです。
ところが、今日は青空が広がっています。ヘゴの葉身から溢れる青空が美しいですね。
私、一時期、ヘゴを栽培していました
気をつけていたのですが、八丈島ではないので、枯れてしまいましたね
植物を維持するためには、日長、温度、湿度(水)の管理が大切です。でも、実験室では有りませんので、完璧にはできませんよね。
枯れたときにヘゴの茎が中空になることに驚かされたんですよ
若いヘゴは棘が危険ですからね
お客様は、ヘゴについてはなんでも知っていました。
ヘゴの森を見下ろす高台にきました。ヘゴの傘が広がっています。
いいですね
ヘゴの森散策路全コースの様子
今日のお客様は、キャンプもするそうで、山歩きには慣れています。そこで、ヘゴの森散策路全コースを選択されました。
コースには巨大なビロウがあるだけでなく、人がぶら下がれそうなテイカカズラも頭上から垂れていました。
9月に入り、センニンソウの花も咲き始めました。
半年前に咲いていたハチジョウテンナンショウは実をつけていました。これから赤く色づきます。
ヘゴの森には巨大な葉っぱのおばけが見られます。
これはオオタニワタリです
オオタニワタリはスダジイの根本の幹についています。上部から落ちてくる枯れ葉をキャッチし、腐葉土にし、それをご飯として生きています。
この生き方を着生といいます
ヘゴの森には、ヘゴだけでなく、様々なシダ植物が見られます。
大きいですね
リュウビンタイといいます
フィールドの世界では、生まれてくるものと死にゆくものがあります。八丈島では、倒れた木は、本土よりも速く分解されます。
キクイムシ、シロアリ、菌類の共同作業で分解されます。硬かった組織も手で触ってボロボロになります。
ヘゴは棘で覆われていますので、迂闊に触れませんが、棘が毛に変わったヒカゲヘゴは、動物の毛のような触り心地です。
これは面白い・・・
今日で八丈島は最後ですが、とても面白い体験でした
ありがとうございました
こちらこそ、今日はヘゴの森にいらしていただき、ありがとうございました