鳥の体温は一般に40~42度の範囲にあり、多くの哺乳類より数度高い。鳥の体温が高いのは、これによって新陳代謝を促進させて、空を飛ぶという激しい運動に伴う大きなエネルギーを得るためである。
http://racebato.a.la9.jp/kiji/taion.htm
上記のように、鳥の体温は40˚Cくらいといわれています。人は37˚Cですから、いつも風邪のような状態です。大変です。
日本は春夏秋冬の季節があります。夏に向けて気温が上がっていっています。野鳥は大丈夫なのでしょうか?
今日は、「季節は春から夏へ。体温が40˚Cの野鳥はどうしているのか?」と題してのお話です。
野鳥は空を飛ぶために羽で全身が覆われています。これは、何かに当たったときは防護服として、冬は天然のダウンコートとなります。野鳥が生きていく上でとても重要な役割をしています。
先ほど鳥の体温は40˚Cくらいといいました。
気温が暖かくなる春から夏にかけてはどうでしょうか?暑いからといって、すべての羽毛を抜くわけにもいきません。ですので、気温が高くなると、ダウンコートをきて夏の我慢大会を地で行くような状態となるわけです。
実際、彼らはどう過ごしているのかというと・・・。
コチドリの若鳥は、太陽で熱せられた岩の上で、口を開けてハアハアしていました。
ムナグロは、草の上に直接腹を地面につけ、口を開けて、出来るだけ体が暑くならないようにしていました。
ホオジロは、木陰に避難していました。お気づきになりましたでしょうか?両方の羽を少し開け、風通しを良くしています。上の種と同様に口も開けています。
残念ながら、暑さに対する効果的な回避手段は、彼らにはありません。
もしかして、私が知らないだけで、八丈島には野鳥にとっての秘密の避暑地があるのでしょうか?最近は、外に出にくいので、地図ばかり見ています。
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