冬の東京都八丈島の野鳥の様子

動物

八丈島に来島されるお客様は、

八丈島は本当に暖かいですね

と口をそろえます。私も北国育ちですので、そのご意見に同感です。

八丈島は、今日もぽかぽかです


今日は、「冬の東京都八丈島の野鳥の様子」と題してぽかぽかの八丈島からのお話です。


スポンサーリンク

海岸の岩場に見られるカラスのような野鳥

八丈島は冬になると波が高くなります。海岸の岩場には潮がかぶります。

そんな中、じっと耐えている野鳥がいます。黒くて大きいので、一見カラスのようにも見えます。

ウミウです。

ウミウPhalacrocorax capillatus
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM

このウミウは、顔や喉が白い羽毛で覆われていますので、若鳥です。成長は真っ黒ですね。

ウミウはときどき翼をひろげている様子が見られます。これは、羽を乾かすためと考えられています。


水辺の小さなカモのような野鳥

八丈島は離島です。でも、ところどころ、小さな池があります。

その池の水面を双眼鏡で探すと、何やら、顔を出したり、潜ったりする物体に気が付きます。

大きさはカモ類よりもずっと小さいです。これはカイツブリです。

カイツブリTachybaptus ruficollis
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

通常、カイツブリはもっときらびやかな色をしています。でも、八丈島で見られるカイツブリは冬羽です。

少々、地味ですね


アロエの花に訪れる鈴を鳴らしたような鳴き声の野鳥

今の時期、八丈島ではキダチアロエの花が咲き始めています。

八丈島で有名なのは、大越アロエ園ですね。

じっとしていると、どこからともなく、鈴を鳴らしたような鳴き声が聴こえてきます。これはシチトウメジロの声です。

シチトウメジロZosterops japonicus stejnegeri
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM

もし、双眼鏡がありましたら、そっと観察してみて下さい。顔が花粉でオレンジ色に染まっているはずです。

初めて見たときは、新種かと思いました(笑)


身近な野鳥を監視する遠くからの視線

猛禽のような声が森から聴こえました。音源の方へ目を向けると、木とは異なるような物体が見えました。

超望遠レンズを構えると、そこには猛禽がいました。ノスリです。

ノスリButeo japonicus
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

ここ八丈島では、冬になりますと、ノスリが来島します。スズメのような小鳥からイタチのような小動物まで動物は、何でもノスリの餌となります。

静かにしていますが、この張り詰めた空気で次の獲物の生死が決まります。


私たちが知らないところで、野生動物は常に自然に抗いながら生きています。ちょっと視線を変えただけでも、様々な様子が見られます。

八丈島の冬に見られる動物は、ザトウクジラだけではないですよ

クジラを探し疲れましたら、ぜひ、あなたの周りを見て下さいね

PR

タイトルとURLをコピーしました