2025年の八丈島の梅雨が終わり、このままず~っと夏になるのかと思いました。ところが、久しぶりの雨となり、夏の気候は小休止となりました。
その前後、私は双眼鏡とカメラを持って山で散策をしていました。
実際に歩いてみますと、自身が気づいていなかった色々なものが見えてきますね。
私は森の中に入る時は軽量なCanonのEF400mm F5.6L USMを持っていきます。EF400mm F5.6L USMは1993年に発売され、現在の中古価格は6〜9万円の安価な超望遠レンズです。
元々、焦点距離300 mmのレンズから野鳥写真を始めました。私にとっては焦点距離600 mmのレンズよりもしっくりきます。
そんなわけで、今回はEF400mm F5.6L USM縛りで八丈島の山を散策しました。
今日は、「EF400mm F5.6L USMを持って東京都八丈島の夏の山で野鳥を撮影しました」と題してのお話です。
ホオジロ
バードウォッチングをするとき、私は必ず双眼鏡を持ちます。理由は分からないのですが、カメラのファインダーを使うよりも双眼鏡を使った方が面白いことに気づくからです。
多くの野鳥はさえずりあるいは地鳴きをするので、位置の特定が容易です。ただし、季節によっては、声が役に立たないこともあります。
木の葉ではないのですが、私の視線に違和感のある塊に気が付きました。すかさず双眼鏡で観察してみますと、ホオジロのペアでした。
メスが羽繕いをしている傍ら、オスは周囲をチェックしていました。2羽の日常が見られましたので、そっと撮影させていただきました。

EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
シジュウカラ
シジュウカラは本土と比べて八丈島はそれほど多くありません。繁殖期はだいたいオーストンヤマガラと同じです。
八丈島にはキツツキが住んでいないため、シジュウカラに最適な大きさの樹洞が更新されません。

住宅事情は大変そうです
それでも、特定のペアは繁殖を成功させ、子どもたちと一緒に小さな群れを作り、生き延びるための教育をしています。
シジュウカラの巣立ち雛と出会いました。教育が行き届いていて、自身の安全を考慮してたくさんの枝の中に潜んでいました。
成長過程の記録のために撮影させていただきました。

EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
シチトウメジロ
八丈島ではシチトウメジロは留鳥です。近くで簡単に観察できそうですが、実際はそうではありません。

私にとっては冬~春の野鳥ですね
ところが、双眼鏡を持って歩いていますと、シチトウメジロの夏の顔も分かるようになりました。
シチトウメジロのルートで待ち伏せして、狙った枝に止まったところで撮影させていただきました。

EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
キジバト
八丈島ではキジバトはとても身近な野鳥です。道路のいたるところで歩いています。
最近では、暑さを利用して日光浴をしている姿もよく見られます。
キジバトの繁殖期は他の野鳥と比べて期間が長いと言われています。
求愛行動がず~~~~~~~っと続いています。メスが飛ぶとオスはすぐにその後を追います。

キジバトの生態もじっくりと観察してみたいですね

EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
アマツバメ
森の中から少し開けた場所に出ました。風を切り裂く音が聴こえました。

アマツバメです
アマツバメは瞬間的には160 km/hの高速で飛ぶことが可能です。
八丈島に来た当初は速すぎで追えませんでしたが、今は普通にファインダーに入れ続けられるようになりました。

人は成長するものですね
群れで過ごしてきたアマツバメは、最近は徐々にバラけてきました。この行動の意味を理解したいですね。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM
今日は、「EF400mm F5.6L USMを持って東京都八丈島の夏の山で野鳥を撮影しました」と題してのお話でした。
山の中に入りますと、コンパクトなEF400mm F5.6L USMは取り回し良いレンズとなります。
双眼鏡と組み合わせて、色々な野鳥の姿を観察させていただきました。
ホオジロ、シジュウカラ、シチトウメジロ、キジバト、アマツバメの様子を紹介しました。
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