梅雨と夏の中間の八丈島です。
海の近くは晴れています。ところが、山は霧に包まれています。
2022年7月4日、5日、そして、6日の降水量は、それぞれ41.0 ] mm、152.5 mm、99.5 mmと大雨が続きました。
先日のブログで環境調査を中止したことを書きましたが、直後で土砂崩れが起きる可能性があったからでした。
今日は2022年7月10日。それなりに時間は経ちました。
大雨に強いヘゴの森ですが、もうそろそろ、大丈夫そうです。
今日は、「2022年7月10日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
ヘゴの森コースの様子
ヘゴの森に近づきますと、霧が濃くなってきました。
この気候だけ見れば、ヘゴの森は6月に戻ったみたいですね
今日のヘゴの森の霧の濃さは絶妙でした。明るいので、ヘゴの森の明るい緑から深い緑までの広い範囲の緑色を忠実に再現し、さらに、霧のもやも肉眼で確認できました。
もしかしましたら、今日が、今年の中のヘゴの森の景色のベストかも知れませんね
お客様もこの絶景をカメラに収めていました。
ヘゴの森散策路全コースの様子
散策路へ入りました。どんどんと山道を登ります。
振り返りますと、緑色の霧で景色が満たされていました。
散策しながら、シダ植物の解説をしました。お客様が撮影していますのは、ヒトツバです。
樹高の高いビロウヤシも、霧で、色が失って、白黒のように見えます。
ヘゴの森では、今がアオノクマタケランの満開の時期です。散策路から周りを見渡しますと、白い花の群生に囲まれていることが分かります。
歩いてきた道を振り返りますと、そこは霧に包まれた森が広がっていました。
ヒカゲヘゴの森に到着しました。森の緑と霧、そして、ヒカゲヘゴの共演です。
ブログで、ヘゴの森の様子を知っていましたが、まさか、ここまでとは思いませんでした
最高の褒め言葉でしたね
ガイド冥利に尽きます
大雨の影響がヘゴの森でも確認されました
ヘゴの森は、山の中にありますが、比較的平らです。ですので、土砂崩れのような自然災害は、あまり起きません。
ところが、散策路を歩いていますと、作業道の法面が崩れた後が見られました。
規模は小さいですが、これらが崩れるとは予測できませんでした。ヘゴの森といえども、大雨のあとは、しばらくは様子見をしなければならないことが明らかとなりました。
ヘゴの森のガイドをしていて、今日ほど霧の絶景が続く日はありませんでした。
おそらく、1年で1回あるかないかの美しい日でしたね
お客様も、
ヘゴの森へ来てよかったです
とおっしゃっていました。
今日は、ヘゴの森へいらしていただいて、ありがとうございました
