数日前から天気予報を見ていました。
前日まで、大雨だったんですよ
ヘゴの森は、実は、雨の日の方が魅力的です。ですので、通常は雨でもツアーを行います。
でも、さすがに大雨は中止です
今日のツアー開始の直前まで、中止も考慮に入れながら、天気予報と山の雲の様子を見ていました。
今日は、「2022年4月27日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
幸運の持ち主のお客様
土砂降りですと、ヘゴの森といえども散策路は川になります。そして、強風ならば落枝が危険ですね。
ところが、ツアー開始は霧でした。そして、お客様はフル装備。
もう、ヘゴの森のツアーは成功は確定的です
お客様は幸運ですね
なぜ、成功なのかをお話します
幻想的なヘゴの森のエリア
4月ですが、ヘゴの森は霧に包まれていました。ヘゴの森から見上げますと、葉の裏側は霧で真っ白です。
ヘゴの森を見下ろしても絶景です。お客様は感嘆の声をあげられていました。
一年を通してですが、ヘゴの森のツアー開催時に、霧の条件に当たるのは稀です。ヘゴの森では、曇り、雨と好条件はありますが、その中で、霧が一番です。
プロの写真家さんは、ヘゴの森へは、霧の濃い6月に来ることが多いです。それは、このような景色を見ることが出来るからです。
ヘゴの森散策路全コースのツアーの様子
ヘゴの森のエリアの美しい景色を眺めたあとは、植物の散策です。途中から小雨が降り始めました。
でも、お客様は山用のレインウェアと靴で来られましたので、全く問題ありません
雨の中ですと、いつもと違って、探検の様相が増しますね
若いヘゴの幹は硬い棘で覆われています。触るところを撮影しようとしましたら、あまりの鋭さにお客様は手を引いてしまいました。
同じヘゴの仲間でも、ヒカゲヘゴの幹は違います。
毛に覆われていますね
柔らかすぎず、硬すぎず、動物の毛のような触り心地を楽しまれていました。
フウトウカズラが繁茂しているスギの木の墓場に来ました。
今日は霧＋小雨です。階調の広い深緑と水の輝き、同じ場所でも、全然景色が違いますね。
散策路にはアシタバがいたるところにあります。本当は、食べごろを見せたかったのですが、ここ最近の天気でアシタバが成長し、ベストの発育段階の葉がありませんでした。
大きなビロウヤシの木のところまで来ました。このブログでも、晴れの日、曇りの日と紹介してきましたが、霧の日はこんな感じになります。
今日は、幻想的な世界を探検しているような気分が味わえました
しばらく見ないうちに、リュウビンタイの新芽はとても大きくなっていました。古い葉はもうそろそろ交代ですね。
最近、八丈島の森ではよく見られる花のようなものがあります。お客様が触っているのは、シロダモの新芽です。
シロダモの新芽は、新芽自身も柔らかいですが、さらに柔らかい毛で覆われています。
ウサギの耳を連想させますね
今日のツアーは霧＋小雨の条件でした。ヘゴの森のガイドをしていますが、「霧」の条件が入りますと、ヘゴの森の美しさが何倍も増します。
さらに、探検気分が増しますので、通常のツアーよりもお得感が増します。
私自身、1年を通しても、今日はトップクラスのツアーとなりました。
ヘゴの森、楽しかったですよ
今日は、ヘゴの森へいらしていただいて、ありがとうございました
