2022年10月3日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子

ヘゴの森ツアー

ヘゴの森は、老若男女人気の場所となりましたね。予約は公平に決定順にしていますが、それでも、予約が埋まってしまったことをお客様にお伝えするのは苦しく思います。

八丈島は美しい島

八丈島にはヘゴの森があるのか・・・

ここに来るのを楽しみにしていたんですよ

とヘゴの森のガイドが嬉し涙をこぼすようなことを言ってくださるお客様もたくさんになりました。

さて、今日のお客様はといいますと・・・。


今日は、「2022年10月3日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。


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小さな科学者

私が担当するお客様は20代から60代までです。都市に生活される方から、植物散策、バードウォッチング、登山が好きな方と、本当に多種多様な方々です。

今日のお客様はとてもかわいい姉弟でした

お二人は小学校はまだですが、自然に対しての好奇心が旺盛でした

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ヘゴの森コースの様子

ヘゴの森には小川が流れています。いつもでしたら、ここにはアカハライモリがいます。

でも、最近の大雨でイモリは流されたみたいですね。小さな科学者さんは、期待していましたが、がっかりされていました。

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通常、フィールドでは、

植物に触ったり、採ったりしてはいけません

と教わりますね。確かにその考え方は大切です。

でも、ヘゴの森では、むしって直接手にとって観察してもらっています。正直に言いますと、定期的に刈らないと道自体がなくなってしまうからです(笑)。

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百聞は一見にしかずです。小さな科学者さんは、ラセイタタマアジサイの飾り花が、受粉が終わると180˚回転して、昆虫の誘引をやめる変化に驚かれていました。

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足元の散策路には、テイカカズラが見られました。まるで毛糸のように細い茎です。

これ、覚えておいて下さいね

はい

そのテイカカズラですが、さらに生長し成熟すると、人がぶら下がっても大丈夫なくらいの強度を持ちます。小さな科学者さんも、その強さを、ぶら下がりで確認していました。

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ヘゴの森には、様々なシダ植物が生息しています。代表的なのですと、ハチジョウカグマ、オオタニワタリ、リュウビンタイ、リョウメンシダ、ハチジョウベニシダ、ホシダ、マメヅタ・・・。

小さな科学者さんは、それぞれ採集し、胞子嚢群のパターンの違いを自分で見つけ、驚かれていました。

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あっ

これ、なんだろう・・・?

小さな科学者さんが触っているのは、ハチジョウテンナンショウの実です。はじめは緑色のマイクのような形をしていて、成熟にともなって、緑色から赤色に変わります。

そして、最後は、茎が倒れて、種が撒かれます。

小さな科学者さんは、ちょうど、実の色が変わる瞬間の個体を見つけたことになります

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現在のヘゴの森では、センニンソウや棘のある若いヘゴは触ってはいけませんが、それ以外は大丈夫です。小さな科学者さんは、ヘゴの気根の触り心地を確認されていました。

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ヘゴの森には、1,000本のヘゴが生息しています。そして、ヘゴだけでなく、棘のないヒカゲヘゴも生息しています。

お客様ご家族は、ふさふさの毛で覆われたヒカゲヘゴをご覧になっていました。

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今日は、とてもいい天気でした。ヘゴの森も青空でした。

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私は、小さな子をガイドするのは、あまり経験を積んでいませんでした。でも、今日の小さな科学者さんたちは、ありとあらゆるものに興味を持ち、探求する姿勢を見せていただきました。

小さな科学者さんのサポートとして接すれば、お客様にとっても有意義な時間のか・・・


今日は楽しかったですよ

こちらもとても勉強になりました

今日はヘゴの森へいらしていただき、ありがとうございました


明日のブログの更新は、お休みします。

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