2022年1月8日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子

ヘゴの森ツアーの様子

ヘゴの森は、国内外から様々なご職業のお客様がいらっしゃいます。お客様との会話は、私にとっては、毎回楽しみの一つです。

毎回、私が知らない新鮮な知識を教えていただきありがとうございます

さて、今日は、造園業を営んでいらっしゃるお客様が、ヘゴの森へいらっしゃいました。


今日は、「2022年1月8日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。


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いつやるか?今でしょ!

小学生、中学生、高校生、場合によっては大学生と、人は勉強しますね。そして、学校を卒業すれば社会人です。

では、社会人になって勉強は終わりかといえば、そうではありませんね

私は、八丈島に来てから様々な職業の方々とお会いしましたが、みなさん、それぞれのご職業で学び続けています。

ここで学ぶのは、学校で学ぶことではなく、実践の学びですね

ですので、お話を伺うと、毎回、本当に新鮮で面白いことばかりの内容です。学歴なんてまったく関係ありません。

今日のお客様は造園業を営んでいます。でも、

私は、自分の専門ではなく、ふと、シダ植物を知りたくなったんです

と、軽く言っていました。でも、わざわざ愛知県から八丈島へいらっしゃるのですから、学習意欲の熱意が違います。

テレビで活躍されている林修先生の言葉に、「いつやるか?今でしょ!」が一時期流行りましたが、まさに、その言葉を実践されている方でした。

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シダ植物の解説だけのヘゴの森ツアー

ヘゴの森にはたくさんのシダ植物が自生しています。少し歩きますと、すぐにシダが出てきます。

お客様は、ヒトツバのような葉に目がいきました。これは、ヌカボシクリハランといいます。

シダ植物は葉の面の形状を見て、そのあと裏を見て胞子嚢の形状から種を同定します。

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こちらは、リュウビンタイ。葉の裏の周辺に胞子嚢がならぶのが特徴です。

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ヘゴは、さまざまな植物が着いています。写真のヘゴは、コケの他、リュウビンタイ、カツモウイノデが確認されました。

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ヘゴの幹は硬い毛で覆われています。樹皮のように見えるこの構造体は、気根といって根です。ヘゴは、湿度の高い八丈島の環境で効率よく水分を吸収するために、気根を発達させているようです。

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ヒカゲヘゴの新芽です。ヘゴは棘で覆われていますが、ヒカゲヘゴは毛で覆われています。

ただ、この毛は、梅雨が来て夏が来ていますので、セーターを洗濯したようにゴワゴワです(笑)。

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ヘゴの森を上から見下ろす高台は、今日のお客様もとても喜ばれました。

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いい眺めですね

今日の眺めはこんな感じでした。

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今日のお客様は、大学ノート、ボールペン、カメラを用意されていらっしゃいました。私の話を聴き、疑問があったらすぐに質問し、メモを取り、あとから見返すために写真を撮られていました。

人生、いつも勉強ですね。思いついたらヘゴの森ツアーのご予約をされているバイタリティがすごいです。

「いつやるか?今でしょ!」

林修先生の言葉が耳に響くようなお客様でした。

今日は、ヘゴの森へいらっしゃってありがとうございました


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