2025年、東京都八丈島の水辺に現れたアマツバメの様子

動物

理由はよく分からないのですが、2025年は今までになく野鳥を深く観察出来るようになりました。

その中で、アマツバメを近くで見られる場所に気づき、観察しては考えるの繰り返しをする貴重な機会に恵まれました。

アマツバメは100 km/h以上の猛スピードで飛びます。初めはアマツバメは考え無しに飛んでいると思っていました。

100 km/hの世界では、ヒトの肉眼では全ての景色を見て瞬時に判断するのは難しいです。アマツバメはと言いますと、撮影した写真から判断すると見ているようです。

アマツバメApus pacificus
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM

それでも100%見ているかと言えばそうでもなく、

これって見落とし・・・?

と思うような飛び方もします。大きな失敗はしないものの、アマツバメも生き物。100 km/hの移動の世界では間違いもします。

そのような生態も楽しみながら、今回は水辺に来たアマツバメを観察しました。


今日は、「2025年、東京都八丈島の水辺に現れたアマツバメの様子」と題してのお話です。


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アマツバメの飛翔を観察して傾向を掴む

八丈島に来た当初、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメの撮影に苦戦しました。素早く飛ぶツバメの仲間に対してカメラの扱い方がよく分からなかったんですよね。

もちろん、アマツバメも苦戦しました

あれから6年経っています。撮影技術は向上しましたが、今の私でもアマツバメの撮影は大変です。

ですので、初めはずっと観察です

そうしますと、あるポイントを通過すると、かなりの確率で私の近くを通過することが分かりました。

そこまで分かりますと撮影の可能性は一気に上がります。目はアマツバメの通過ポイントに固定し、ピントは予め合わせておくという方法です。

意外と上手く行きました

アマツバメApus pacificus
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM

アマツバメの水浴び

昨日はホオジロの水浴びのシーンを紹介しました。

通常の野鳥は水たまりに体を入れ、羽ばたくことで水浴びをします。

ところがアマツバメは一生のほとんどを空中で過ごし、地面に降りることはありません。アマツバメの場合は、水面ギリギリを飛びダイブして水浴びをします。

アマツバメApus pacificus
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM

アマツバメの水飲み

私がこれまで観察した野鳥たちは、水面にくちばしを入れ掬うようにして水を飲みます。この行動はほとんどの野鳥が採用しています。

ウミネコLarus crassirostris
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

ところが、アマツバメのくちばしはとても短いです。他の野鳥とは水の飲み方も違います。

水面ギリギリに飛び、口をがばーっと開けて頭を水面にぶつけます。水は一気に口の中に入り、顔は水でぱんぱんに膨れ上がります。

アマツバメはこんな水の飲み方をしています

脳震盪にならないのでしょうか?

アマツバメApus pacificus
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM
アマツバメApus pacificus
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM

今日は、「2025年、東京都八丈島の水辺に現れたアマツバメの様子」と題してのお話でした。

アマツバメの飛び方の傾向を掴み、観察のしやすさを向上しました。また、アマツバメの他の野鳥と違う独特の水の飲み方を紹介しました。

2025年はアマツバメとたくさん出会う機会を得ました。八丈島を去る前にもう一度面白い生態を見たいですね。


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