野鳥写真のほとんどは超望遠レンズで撮影します。
普通のレンズと違って超望遠レンズは大きくて重くて取り扱いが大変です。でも、使いこなせるようになりますと時速100 km/h以上で飛ぶアマツバメも撮影出来るようになります。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM
野鳥の生活は様々な場面があります。場合によっては手持ち以外の方法が必要なこともあります。
私は野鳥の水浴びの撮影をするために、2025年の春から人工の水浴び場を作り、トレイルカメラでずっと観察を続けてきました。試行錯誤の末、今では毎日のように野鳥が顔を出してくれるようになりました。
水浴び場のステージは出来ました。焦点距離の短いレンズを使う撮影のために、次のステップに入る時が来ました。


今日は、「野外での無人撮影のためにモニター機材の色々なテストをしています」と題してのお話です。
モニター機材の計画
私は野鳥の撮影をする前にデータ取りをします。最近ではQGISとQFieldを多用しています。
他人任せでなく自身で生きたデータを集めますと、自然とその先の形が見えるようになります。

自身の経験から、こちらの方が圧倒的にお金はかからず得るものが多いですね
概略図ではありますが、下記のような計画を立てました。水浴び場の様子はCCDカメラで撮影・モニターで確認、撮影者は現場から離れた場所に張ったブラインドに入り、リモートコントロールでカメラを動かすという具合です。
この撮影方法は30年前にモズで、最近ではタネコマドリで実行したことがあります。

2025年のモニター機材
上記のような観察機材は、写真家の宮崎学先生が得意としています。宮崎先生は電気系の知識が豊富なため、パーツを集めて自作します。
私は宮崎先生のような知識はありません。昔の道具を動かしてみましたが、不安定で確実性がありませんでした。
学生時代に比べて今は少しお金があります。2025年バージョンのモニター機材を組んでみました。
その中の一つが先日紹介したAnkerのポータブル電源、SOLIX C300 Portable Power Stationだったわけです。
室内でのモニター機材の動作テスト
全てのパーツは既製品です。動作は確実なはずです。
ですが、何事もテストは大切で、室内で実際に組んで動作確認をしました。
単純な機材です。CCDカメラに液晶ディスプレイを繋げるだけ。また、それぞれに電源を用意します。
具体的には、ポータブル電源と家で眠っていたモバイルバッテリーを電源として、液晶ディスプレイをモニターとして使い、CCDカメラと液晶ディスプレイはHDMIケーブルで繋ぐことにしました。
結果は分かっていましたが、モニターにCCDカメラのテスト映像が映った時は嬉しかったですね
室内で出来ても野外では上手くいかないことはよくある
安全のため、野外でのテストは晴れの日限定で行っています。
進捗は、テストのポジティブな結果の積み重ねです。上手く行ったら次です。

研究と一緒ですね
この機材のセットを人工の水浴び場に持っていきました。そうしますとトラブル発生(笑)。


CCDカメラの映像が液晶ディスプレイに映らない・・・
知識のない私は大慌てでした。でも、トラブルの原因を究明して自身で解決出来なければ前には進めません。
複数の電源とCCDカメラ、液晶ディスプレイとぞれぞれ交互に繋いで確認しました。全てOKだったことから、CCDカメラ、液晶ディスプレイ、電源は問題無し。
HDMIケーブルはCCDカメラ、液晶ディスプレイに付属してありました。それぞれ繋ぎましたら全てOKだったことから、疑うべきは別に購入したHDMIケーブルとなりました。
でも、家ではちゃんと機能していたのです。

不良品・・・?
文句を言う前に説明書を読みました。
そうしますと、このHDMIケーブルは入出力の方向性が決まっていました。
説明書の通りHDMIケーブルの入力側をCCDカメラに出力側を液晶ディスプレイに繋ぎますと、きちっと映像が映りました。

最初に説明書を読むべきでした
HDMIケーブルのメーカーさん、疑って本当にすみませんでした(m(_ _)m)
それ以外もトラブル多発。今は一つ一つ問題解決をしています。
時間はかかりますが、この経験が次に繋がります。

今日は、「野外での無人撮影のためにモニター機材の色々なテストをしています」と題してのお話でした。
人工の水浴び場を2025年の春に作りました。トレイルカメラで観察し、ようやく野鳥が訪れるようになりました。
撮影計画を考え、今回は既製品の組み合わせでモニター機材を組みました。家でのテストは上手く行ったものの、野外ではトラブルが続いています。
何事も経験です。トラブルを楽しみながら時間をかけながらモニター機材を準備しています。
注意:
- 通常のCCDカメラは野外用ではありません。使用する際は自己責任でお願いします。
- モバイルバッテリーやポータブル電源にはリチウムバッテリーが入っています。衝撃や水に濡らすと発火の恐れがありますので、事故が起きないように管理は徹底してください。
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