2025年6月15日、ダークモードの東京都八丈島の植物の様子

植物

今日(2025年6月15日)の天気予報はやや強風の雨のち曇りでした。ところが、雨もまあまあ降り、風はANAの1便と2便が欠航するほどの強風となりました。

八丈島の天気は読めませんね

こんな天気です。空を見上げますと、灰色の厚い雲の濃淡は強風で常に変化し、ときおり雨が降っていました。

けっこうダークな世界でしたね

風が強いので迂闊に動くと危険です。今日は安全な場所限定で少しだけ散策をしました。


今日は、「2025年6月15日、ダークモードの東京都八丈島の植物の様子」と題してのお話です。


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強風で霧の雲も山々を駆け抜けていきました

八丈島の風向は南南西~西南西、風速は4.4-7.3 m/sでした。数字上ではそれほどでもないようですが、島の視点から見ますと、けっこう風は強かったです。

実際、最大瞬間風速は17.4 m/sでしたので、ANAの1便と2便が欠航したのは致し方のないところだと思います。

写真では上手く表現できませんが、山側を見ますと風はかなり強く、霧の雲はかなりのスピードで駆け抜けていきました。

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

シマヤマブキショウマ

八丈島の6月で見られる植物として、私はシマヤマブキショウマを推します。

山吹色の綺麗な花で、それが見られる時期はとても短いです。

見つけたらラッキーですね

霧の中に咲く花ですので、その花粉と花蜜は昆虫の貴重な食料源です。多くの場合、花はハエ目、ハチ目、コウチュウ目の昆虫で一杯になります。

結果として、綺麗な山吹色の花はあっという間に汚い色に変色します。

でもこの変化は、シマヤマブキショウマの繁殖戦略にとっては必要なものです。

シマヤマブキショウマAruncus dioicus (Walter) Fernald var. kamtschaticus (Maxim.) H.Hara
EOS 6D Mark II+EF70-200mm F4L IS USM

ハチジョウショウマ

シマヤマブキショウマの次に控えるのがハチジョウショウマ。個体によって蕾から七部咲きまで色々です。

これからの林道では、この綺麗な白い花で一杯になります。

ハチジョウショウマAstilbe hachijoensis Nakai.
EOS 6D Mark II+EF70-200mm F4L IS USM

ドクダミ

八丈島の麓ではドクダミの季節は終わりました。

八丈島では当たり前の植物ですので気に留めていなかったのですが、標高が上がるにつれて良い状態のドクダミの花が見つかるようになります。

季節をタイムスリップしたような感覚です。ドクダミの群生は山の方ではまだまだ見られます。

ドクダミHouttuynia cordata
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

ガクアジサイ

本土では梅雨の時期はアジサイですね。八丈島では大きく2種類のアジサイが見られます。

ガクアジサイとラセイタタマアジサイです

開花の時期はガクアジサイが先行し、今の時期から咲き始めます。一方、ラセイタタマアジサイの開花は夏からになります。

今日はときどき雨が降りました。

ダークな空と雨を感じられるガクアジサイと出会いましたので、撮影させてもらいました。

ガクアジサイHydrangea macrophylla
EOS 6D+EF50mm F2.5 Compact Macro

今日は、「2025年6月15日、ダークモードの東京都八丈島の植物の様子」と題してのお話でした。

強風による霧の雲の駆け足の様子、シマヤマブキショウマ、ハチジョウショウマ、ドクダミ、ガクアジサイの様子を紹介しました。


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