今日も八丈島は暑かったです。といっても、30˚Cくらいですので、本土の方々から怒られてしまいますね。
八丈島は、海に囲まれていますので、温度が上がっても32˚Cくらいで止まります。
その代わり、湿度がとても高いです
暑い暑い八丈島。それでも、野鳥は律儀に秋の渡りをします。
今日は、「2021年9月に入り、東京都八丈島に秋の渡り鳥が来ました」と題してのお話です。
コチドリ?
八丈島に来てから、シギとチドリの仲間と出会う機会が増えました。長旅なのか、多くの野鳥はひたすらコウチュウの幼虫をほじくり出して食べています。
一回り小さい野鳥が幼虫をつついていました。
羽根の生え変わり中なので、識別ポイントがごちゃまぜになっています。
くちばしは太いのですが、なぜか長め、目の周辺は黄色、胸の帯は濃く、お腹の白い部分は肩まできています。コチドリが持つ、識別ポイントが多いです。
イカルチドリは、くちばしが長く、目の周辺はわずかに黄色。こちらも捨てがたいですね。
もう少し時間が経ちますと、識別ポイントがはっきりしてくるんでしょう
エリマキシギ
こちらは先ほどの鳥よりも一回り大きいです。あまりの暑さに、くちを開けて、はぁはぁしていました。
図鑑を見ると、一番近いのがエリマキシギの幼鳥でした。
写真では背中の羽根がのっぺりとしていますが、実際には、寝癖のように背中の羽根がはねていました。
できれば、襟巻きの飾り羽を見たかったですね
ムナグロ
八丈島に住みますと、ムナグロは身近な野鳥となります。春の渡り、秋の渡り、運がいいと八丈島で越冬したりします。
ムナグロは、八丈島では、比較的寒い時期に現れる野鳥です。
こんなに暑いのに大丈夫なのかなぁ・・・
とくちを開けてはぁはぁしている姿に、かわいそうに思います。
セイタカシギ
セイタカシギも帰ってきました。この野鳥は、体に対して、くちばしも、脚も、翼もみんな長いですね。
強風が吹きますと、ふらふらとよろけます。
私が見たときは、ひたすら大きめのコウチュウの幼虫をくちばしで突き、ぽたっと落とす、の繰り返しでした。
何しているんだろう・・・?
と観察して不思議に思いました。
八丈島はまだまだ暑いですが、秋の野鳥が渡ってきました。そうしてみますと、夕方の空もじょじょに夏から秋に変わっていました。
もうそろそろ、八丈小島の夕方の様子も映えてくる季節です。上空の雲がだんだん減り、絶妙なバランスの空になります。
楽しみな季節になりましたね
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