八丈島は秋の渡りのラッシュです。強風が吹いていないのに、渡ってくるものですね。
セイタカシギ、チュウシャクシギ、チュウジシギ、エリマキシギ、メダイチドリ、ムナグロ・・・。本当に多種多様ですね。
感心してしまいます
今日は、「2021年9月上旬、東京都八丈島の渡り鳥の様子」と題して、そのあとのお話です。
ツバメ
本土ではツバメは身近な野鳥です。でも、ここ八丈島ではツバメは繁殖しませんので、渡り鳥です。
ツバメにも様々な種類があります。八丈島では、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、そして、ツバメではありませんがアマツバメを見たことがあります。
ご存知の通り、ツバメは猛スピードで空中を飛ぶので、識別ポイントを見るのはとても大変です。ですので、私も、科学的な調査のときは、写真を撮るまで報告しないことにしています。
そんな中、ぼ〜っとしていたら、私の直ぐそばにツバメが座っていました。
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
この距離ならば、絶対に間違わないですね(笑)
間違いなく、ツバメです
脅さないように撮影させてもらいました。
ムナグロ
ムナグロは、八丈島に来島するシギ・チドリの中で、一番気性が荒いと、私は思っています。同種、異種に関わらず、すぐに追っかけ回します。
ただ、間合いが合いますと、すぐ側まで近づくのを許してくれる変わった野鳥でもあります。
休憩している群れを見つけました。今年は、まだ、間合いがはかれていません。
脅さないことが最優先ですので、遠くから撮影しました。
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
チュウシャクシギ
チュウシャクシギは、ムナグロよりも一回り大きい野鳥です。大きいということは、排熱が大変です。
八丈島は9月といえども暑いです。
チュウシャクシギは、体を冷やすために、くちばしに唾液を溜め、口を開けっ放しにしにして、細かく息をし、背中の羽毛は立てて風通しを良くしていました。
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
冷却行動を初めて見ました
メダイチドリ
メダイチドリは、ムナグロやチュウシャクシギに比べて、体は小型です。夕立もあり、体も冷えたようです。
雨水がくちばしに残っていたのは愛嬌でしょうか?
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ノビタキ
八丈島では、私は、各シーズンで決まったルートを巡回しています。だいたい、頭の中で、
この場所にはこの鳥が・・・
と予測しながら見ています。ところが、いつもならホオジロがいるところで、見慣れない小型の野鳥が動きました。
ホオジロをいつも見ていますので、すぐに気が付きました。
スズメでもないし・・・
では、あれは何だろう・・・?
渡り鳥であることは分かりましたが、よく見えなかったので、種は分かりません。
運良く、また出会えました。今度は写真も撮りました。
これって何だろう・・・?
写真を撮ってもすぐには分かりませんでした。家に帰って図鑑を調べてみますと、ノビタキでした。
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
今は、八丈島に様々な野鳥が渡ってきています。せっかくですので去るまで、脅かさずに、そっと観察したいと思います。
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