スギ花粉症が認知されてから数十年経ちました。本土では、軽症の方でしたらアレグラFX(ヒスタミンH1受容体拮抗薬)で緩和されますが、その人その人の体質によっては効果は少ない場合もあります。現代人にとっては、春はとても忌々しい季節となってしまいました。
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八丈島も戦後の植林政策で、スギが植えられました。しかし、その規模は本土と比べてとても小さかったようです。そのためか、本土から移住された方々は、スギ花粉アレルギーの症状は緩和したと口を揃えます。
では、春に八丈島にはアレルギーは全くないかというと、そうでもありません。
オオバヤシャブシという植物の花粉がこの季節のアレルゲンの一つと言われています
オオバヤシャブシは以下の植物です。
- 英名: Japanese green alder。
- 学名: Alnus seiboldiana。
- ブナ目カバノキ科ハンノキ属に分類されます。
葉は周辺がギザギザで、実は小さな松ぼっくりのような形をしています。実は若い時は緑色、熟すと黒色になります。
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枝には、葉、雌花序、雄花序の順で並びます。
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オオバヤシャブシも八丈島では春を告げる樹木の一つです。しかし、アレルギー症状発症の犯人の一種でもあります。花粉症のような症状が出ましたら、スギよりもこのオオバヤシャブシを疑って、マスクをして距離をとってください。
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