雨の日の八丈島のフィールドの魅力

八丈島のフィールド

私が八丈島に来たのは2017年3月23日。気づきましたら八丈島8年目に突入していました。

八丈島の面積は70 km2ですので、狭くて行くところがないと言われることもありますが、私は7年間住んでいても全く飽きませんでした。

それは晴れの日よりも雨の日の八丈島を見ているからだと思います


今日は、「雨の日の八丈島のフィールドの魅力」と題してのお話です。


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八丈島は、雨、雨、雨・・・

八丈島は年間3,000 mmの雨が降ります。全国で上から16番目の大雨の降る土地です。

ですので、私は

青い空と青い海の八丈島をどうしても見たい場合は、ぜひパンフレットを見てください

とガイド中で笑いをとっています。

では、雨の日ならば損をしてるのでしょうか?もし損をしているようでしたら、私の八丈島の7年間は無駄の時間ですね(笑)。

オオバンFulica atra
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

八丈島は、「水は命の源」を実感させる土地

八丈島は太平洋に浮かぶ小さな島です。海から水を得て、空に雲ができます。

その過程は予測が難しいです。ですので、八丈島では突然のスコールが普通です。

八丈島旅行で、レンタカーを使ったり、レインウェアを持参していると無敵になるのはそのためです。

雨が降れば、噴火でできた八丈島の急斜面を水が一斉に流れ始めます。まるで水は八丈島の「血管」を流れるようです。

この流れで、地上の不要物を流したり、脇に流れて、植物への命の水を供給します。

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

命の水を受け取る植物たち

八丈島は、樹木から草本、シダ植物からコケまで様々な植物で覆われています。名前を覚えるのが大変なくらいの種数です。

それらは季節を通じて変化を続けます。

これを見たら、次はこれを見て・・・

植物は、永遠に続く命の水をバトンタッチします。植物は生育し、花をつけ、シダ植物でしたら胞子を出して生まれてくる命へ繋いでいきます。

よ~く見ていますと、人がそれぞれ個性があるように、植物も生息環境で個性が生まれています。遺伝条件と環境条件による形質の変化が見られます。

学校で学んだことは、実物ではこうなのか・・・

と毎日新しい発見が途切れなく続きます。

ハチジョウテンナンショウArisaema hatizyoense Nakai.
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

雨の日の八丈島は知らない世界が広がる

私たち人は、基本的に晴れの日に働きます。

「晴耕雨読」

という言葉はそれを如実に表しています。それは雨に対して昔は人は無力だったからです。

でも、2024年の現在は違います。私たちには、天気予報(八丈島ではあまり当たりませんが・・・(笑))、防水の靴、レインウェア、車など、少しの雨でしたら、雨の時間を楽しい時間に変える道具に囲まれています。

それさえ使いこなせば、私たちは簡単に「未知」と出会えます。

私は、この「未知」に会いたくて、八丈島の雨の日を好んで出かけています

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

今日は、「雨の日の八丈島のフィールドの魅力」と題してのお話でした。

多くの方々は敬遠しますが、雨の八丈島も楽しいことがいっぱいであることを紹介しました。私は7年間、雨の八丈島に飽きずに過ごしてきました。

雨の日の八丈島は、「未知」でいっぱいです

雨対策をすれば、少しくらいの雨でしたら、八丈島では無敵です。準備万端で来島して、ぜひ雨の日の八丈島の魅力をお楽しみくださいね。


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