2022年10月、東京都八丈島の身近な花たち

植物

今年の7〜9月は、ヘゴの森でほとんどを過ごしていました。ヘゴの森は、原生林、木生シダ、シダ植物が豊富ですが、一般に見られる野草の花はあまり見られません。

おそらく、森の上部が葉で覆われているからでしょうね

光の大好きな植物は生えにくくなります

さて、10月に入り、私もヘゴの森の外の植物をようやく見られるようになりました。

10月になりますと、さすがに夏と同じではありませんので、じょじょに気温が下がってきます。見逃した花はたくさんありましたが、ぎりぎり間に合ったものもありました。


今日は、「2022年10月、東京都八丈島の身近な花たち」と題してのお話です。


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センニンソウ

本当は、センニンソウとオオシマツヤハナムグリ(リュウキュウツヤハナムグリ)はこの時期はセットです。ですが、今年の八丈島は、3月末まで冬のような気候でしたので、植物の花の時期、オオシマツヤハナムグリの羽化時期とマッチしなかったようです。

野鳥もオオシマツヤハナムグリを見つけられなくて苦しんでいました

それでも、センニンソウは群生がたくさん見られました。毒はあるといわれていますが、香りがとても良かったですね。

センニンソウClematis terniflora DC.
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

ツユクサ

ヘゴの森ですと、外来種のトキワツユクサがよく見られます。しかし、八丈島全体では、青いきれいなツユクサがメインです。

いつも見ている場所もいいですが、

こんなところにもツユクサが・・・

という発見も面白いですね。ツユクサの花は立体的で、写真を撮るときは、いつも苦しめられています(笑)。

ツユクサCommelina communis
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

ハチジョウアザミ

ハチジョウアザミは、この時期に生息する昆虫にとっては、大切な栄養源です。アオスジアゲハやハチジョウカラスアゲハが花蜜を食べに来たりしていますね。

私は、マクロレンズはもっているものの、昆虫の写真の撮影は苦手です。野鳥は上手く出来るのに、昆虫はいつも逃げられています。

友達いわく、

気温が低いうちに撮影すると良いよ

だそうです。昆虫の研究者でしたが、純粋な生態学・分類学は専門ではありませんでした。勉強不足ですね。

ハチジョウアザミはきれいな花をつけますが、うかつに近づきますと、葉にある棘が刺さります。お客様にもいつも注意していますね。

ハチジョウアザミCirsium hachijoense
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

ハマアザミ

先ほどのハチジョウアザミと似ている花が、八丈島には、もう一種あります。

ハマアザミといいます

文字通り、海沿いに多く見られますね。身近な野草の花ですが、私にはとてもきれいに見えます。

このハマアザミの葉は厚いです。潮風に耐えられるようになっているようです。

そして、この植物の葉にも棘があります。

ハマアザミの群生にはうかつに近づけないですね

ハマアザミCirsium maritimum Makino
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

今日は、センニンソウ、ツユクサ、ハチジョウアザミ、ハマアザミと身近な野草の花ばかりを紹介しました。それぞれ、魅力があり、私は大好きですね。

ただ、八丈島も夏から秋に季節が変わり、これらの花もほとんど終わりの時期になってきました。

来年は、もう少し早く見に行きたいですね

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