八丈島≠青い空と青い海でも、非日常の旅行を楽しみましょう

八丈島のフィールド

初めて八丈島にきたとき、青い空と青い海の景色がまばゆかったのを覚えています。八丈島に住んでみて、たしかに青い空と青い海は日常的に見れますが、それ以外にも雨や霧の世界があることを知りました。


今日は、「八丈島≠青い空と青い海でも、非日常の旅行を楽しみましょう」と題してのお話です。


私が八丈島に来る前は、毎日研究室に通っていました。資金と実験機器が充実した日本でもとても恵まれた環境でした。

私の野外は、実験室から見える窓だけでした。ときどき窓の外を見ては、

今日は晴れているなぁ

とか

今日は雪だなぁ(八丈島に来る前は富山県にいました。)

と心の中で思っていました。これが当時の私の日常でした。

私に限らず、多くの方々も日常には仕事を持っていますね。たまには羽を伸ばして、非日常の世界へ旅立ちたい気持ちが湧き上がると思います。


八丈島は東京都に所属する離島です。ANAの飛行機便と東海汽船の船便があり、他の離島と比べて行き来もしやすい島でもあります。

都心から手軽に行ける離島。八丈島は魅力的ですね。

でも、意気揚々と八丈島にくると、

あれ?

何か違う・・・

と思うこともあるかもしれません。そう、青い空と青い海がない場合もあるのです。

でも、日常を振り返ってみてください。晴れの日もあります。曇りの日もあります。土砂降りの雨の日もあります。

天気に関しては、日常も非日常も等しく変化します。


あ~あ

つまらないなぁ・・・

と思うかもしれませんね。でも、旅行の目的は日常から非日常へ旅立つことです。

離島のパンフレットに掲載されている青い空と青い海は、たしかに魅力的です。もちろん、八丈島にもありますが、それはたくさんの顔の一面に過ぎません。

私は、八丈島に住みはじめてから、知らず知らずのうちに刷り込まれた「美しい」景色以外にも、非日常の景色はたくさんあることを知りました。


八丈島は、水とのつながりが深い島です。その水は、気化すれば湿度に影響し、山にぶつかれば霧に、冷やされれば再び水になり、雨としてこの島に帰ってきます。

そして、この島に立つだけで、水の循環をこの目で見ることができます。少なくとも私の昔の日常ではぜったいに見ることのできない世界です。

霧に包まれた三原山
八丈島の鉢巻道路
八丈富士の斜面
ふれあい牧場
EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

今の八丈島は、霧に包まれた島と化しています。日常生活では見ることのできない世界です。

八丈島の青い空と青い海が見られないとしても、それ以外の世界があなたを待っています。旅行者の八丈島への来島自粛要請が解除になりましたら、ぜひ、非日常の旅行をお楽しみくださいね。

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