久しぶりに外に出ました。でも、八丈島のフィールドが荒れているのか、野鳥とはあまり出会えませんでしたね。
でも、八丈島で楽しむのは野鳥だけではありません。今はシマテンナンショウの季節です。
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せっかくですので、見に行ってきました
シマテンナンショウを見ていて、ブログネタを思いつきました。
今日は、「マクロレンズの撮り比べについて」と題してのお話です。
今回の写真は、全てjpeg撮って出しです。Adobe Lightroom ClassicでのRAW現像はしていません。
Canon EF50mm F2.5 Compact Macro
EF50mm F2.5 Compact Macroは、1987年に発売開始したレンズです。
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生まれていないよ〜
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まあ、当然、そういう方もいらっしゃいますね
30年以上も前のレンズです。知り合いのプロカメラマンさんに伺いますと、レンズ設計がとても古いそうです。
ただ、古いレンズは絞りを絞りますと、それなりに使えます。
EF50mm F2.5 Compact Macroは文字通りマクロレンズです。F16-8くらいに絞って使うのが普通です。
シマテンナンショウをF11とF8の絞りで撮影しました。今でも十分な性能ですね。
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ちなみに、私はF8の方が好みです
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EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro シャッタースピード: 1/30、絞り: F8
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EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro シャッタースピード: 1/15、絞り: F11
SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art
70mm F2.8 DG MACRO Artは、カミソリマクロの異名をもつSIGMAではとても有名なレンズです。このレンズは焦点距離が50 mmと100 mmの中間であるため、両レンズの特徴をあわせ持った性能をもっています。
シャープに撮ろうと思えば50 mmマクロレンズのように、ぼかそうと思えば100 mmマクロレンズのように撮影できます。
SIGMAはレンズメーカーですが、純正のCanonのレンズの性能と堂々と渡り合うことができます。
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70mm F2.8 DG MACRO Artは、私もSIGMAで大好きなレンズの一つです
適切な絞り値を選びますと、被写体はシャープに、そして背景は緩やかにぼかすことができます。
しかも、2018年に発売開始された比較的新しいレンズですので、開放絞り値から素晴らしい描写をしてくれます。
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文句なしのレンズです
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それでも、私は絞りを絞って使うことが多いですね(笑)
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EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art シャッタースピード: 1/13、絞り: F11
Canon EF100mm F2.8L Macro IS USM
発売開始日は2009年と14年も前の古いレンズですが、EF100mm F2.8L Macro IS USMはCanonの最高傑作のレンズの一つです。
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このレンズも文句のいいようがないですね
焦点距離が100 mmと望遠ですので、今の私が撮影しようとしている植物に対しては少しボケすぎです。これがあるので、最近の植物の撮影では出番が少なくなりました。
被写体のすぐ後ろにある程度の大きさのものをおきますと、ボケすぎを抑えることができます。
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それでも、繰り返しになりますが、Canonの最高傑作のレンズの一つであることは間違いありません
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EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM シャッタースピード: 1/13、絞り: F11
2月の八丈島は、まだ寒いですが、植物は頑張って生長しています。時間がありましたら、また、植物散策をしたいと思います。
今回の写真の撮影条件を見ていただければわかりますように、撮影では絞り値は、基本、F11を使っています。
ですので、EF50mm F2.5 Compact Macro、70mm F2.8 DG MACRO Art、EF100mm F2.8L Macro IS USMのそれぞれの焦点距離の違い、ボケ方の違いを直接比較ができました。
植物の撮影を目的にしますと、私は、シャープさもボケ味も楽しめるEF50mm F2.5 Compact Macroと70mm F2.8 DG MACRO Artがおすすめです。
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マクロレンズの選び方の参考になれば幸いです
PR
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