八丈島はいろいろ回りましたか?
はい
でも、狭すぎて行くところがなくなってしまいました
それでは、視点を景色から動物に変えてみましょう
虫は嫌ですよ
まあまあ、とりあえず、偏見のフィルターはとりのぞきましょう
思わぬ発見がありますよ
八丈島には昆虫がたくさんいます。チョウ目、ハチ目、ハエ目、シロアリ目、コウチュウ目、バッタ目・・・。
車を運転していると、「コツン」と当たるものがあります。これはコウチュウ目の昆虫です。
今日は、「八丈島で普通に見られる甲虫について」と題してお話です
八丈島には、クワガタなども有名ですが、ここではもっと普通にみられる甲虫を紹介します。
以前のブログでは、ウミネコがリュウキュウツヤハナムグリを食べていたことを紹介しました。あれから約1ヶ月後、ウミネコの数は少なくなり、甲虫たちはたくさん見られるようになりました。
今は、アシタバの花が見られます
よ~く見ると花の色が黄緑色でないところがありますね
さらに近づいてみると・・・
何か動きましたね
これはハナムグリです
茶色っぽいメタリックなカラーに白い点々がありますね。これは、シロテンハナムグリといいます。
こちらは、以前ブログでも紹介しましたメタリックな甲虫、リュウキュウツヤハナムグリです。
メタリックな緑色の光沢と虹色の組み合わせが、印象的な甲虫ですね。近くで見るととてもきれいです。
最後は銅色の甲虫です。
きれいな銅色の甲虫ですね
あれ?
野外では見つからないんですけれども・・・
少し意地悪しました
実はこの甲虫、フラッシュで撮影すると体の色は銅色になります
自然光ではこうなります
えっ!
色が変わるんですか?
はい、その通りです
この甲虫はアオドウガネといいます。これは体の表面構造が原因です。光の円偏光の性質の違いによって、銅色になったり、緑色になったりします。
こちらでは、そのメカニズムを詳しく説明されています。興味のある方は、ご覧になってください。
アシタバの花の上では、シロテンハナムグリがリュウキュウツヤハナムグリの顔を踏みつけたりするバトル(?)が見られました。
リュウキュウツヤハナムグリの方が後から八丈島に来ましたが、先輩のシロテンハナムグリを立てているようです(笑)。
アオドウガネは、アオ(緑)とドウ(銅)と体の性質を基に見事に名付けられていましたね。
八丈島で行くところが無くなりましたら、ゆる~く散策すると思わぬ不思議と出会えますよ。
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