2020年4月18日の今日の八丈島は一日中嵐でした。飛行機も船も欠航です。船はすでに明日の便も欠航が決まっています。
今日は、「春の八丈島の林道で見られる野鳥たち」と題してのお話です。
八丈島にはたくさん野鳥がいます。今回は、その中で林道でこれまで撮影できたものを(?)紹介します。
トップバッターはホオジロ。写真で拡大すると頰の羽毛は大部分は黒なのですが、くちばしの近くが白なので、たぶん、それでこの名前がついたのだと思います。
さえずりが、「一筆啓上仕り候」と聞きなしがされている野鳥です。八丈島で繁殖する留鳥です。
次はオレンジ色のド派手な色のタネコマドリ。本土ではコマドリという似た野鳥がいます。さえずりが「ヒンカラカラカラ」と馬のいななきに似ているから、「駒鳥」と名付けられたそうです。
これだけ派手な色合いだと、天敵に見つかりやすそうですね。実際は草むらに隠れると茶色っぽく見えます。ただし、特別なときは光が当たるところに姿を現します。オレンジ色の体をひけらかし、視線を自分に集め、その間にメス(さらに地味な色)を逃します。なかなか紳士的な行動をする野鳥です。
次はシチトウメジロ。厳密には八丈島には他のメジロもいるそうです。ただ、大部分はこの亜種。
どちらかというと、冬の方がアロエやヤブツバキの花の蜜や花粉を食べに来るので近くで観察ができます。春は木の上の方にいる場合が多いです。
最後は、林道とは関係ありませんが春ということで、ウミネコ。八丈島ではあまり鳴きませんが、漁港の近くに行くと「ミャーミャー」と声が聞こえます。ウミネコは八丈島で繁殖をしないので、のちに去ります。背景の八丈ブルーと呼ばれる綺麗な青色の海が春っぽいので入れてみました。
他にもアカコッコ、モスケミソサザイなどもいるのですが、写真の方はもう少し修行します。
どの林道も、歩くだけで様々な野鳥と出会えます。早く、何も気にせずに行けたらいいですね。八丈島へ来られるような時期になりましたら、ぜひ散策してみてください。
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