八丈島は美しい景色がたくさんある島です。でも、景勝地は人が集まりますよね。
私は2週間なるべく人と会わない生活をするつもりですので、どうしても今の八丈島の景色のレポートができません。
あと、9日待つつもりです
そんなわけで、誰もが見向きもしないものを追ってきました。
今日は、「2021年4月24日、東京都八丈島で身近な植物を見てきました」と題してのお話です。
ニワゼキショウ
ニワゼキショウと似たものに、オオニワゼキショウがあります。うちの近所には両方ともありますね。
ニワゼキショウの花はこんな感じです。
濃い紫色の線が花びらに入り、中心の黄色が目立ちます。庭付きの一軒家に住んでいたときは、今の時期、庭にニワゼキショウの花が一面に咲いていました。
八丈島一年目のとき、山道で転んで、運悪く超望遠レンズが胸にグサッとめり込みました。その瞬間は、ゆっくりと見えました。
だいたい、そんなときは大怪我です。そのあとから、胸の骨が激痛。
病院に行ったら肋骨にヒビが入っただろうと診断されました。
安静にしなければなりませんでした。
暇でしたので、このニワゼキショウの開花をタイムラプス撮影しながら、照度、気温、湿度の条件を調べ、1ヶ月過ごしたのはいい思い出です。
実際にはつかいませんでしたが、子供たちの科学実験のネタにしました(笑)。
キツネノボタン
キツネノボタンは名前のよく聞く植物です。でも、
どれがキツネノボタンですか?
と質問されて、私は答えられませんでした。私はガイド失格です。
キツネノボタンは、身近な植物です。
見分け方は、特徴的な「黄色い花」よりもその周辺にある「葉の形」です。同じ時期に咲く黄色い花とは全く違います。
今日、見分けるポイントは「葉の形」に気づいたとき、
ああ、これなら絶対に間違えないな
と思いました。昨年の同じ時期は気づきませんでしたが、今ははっきり区別ができます。
植物を知るには、やはり、繰り返し見ることが大切ですね。
スダジイ
八丈島の三原山に目を向けてみて下さい。黄緑色に縁取られた木々が見えますね。
あれは、スダジイです
林道の樹冠はこんな感じです。
黄緑色になっていますね
一見、新芽に見えますが、実は、新芽と花が混ざっています。
拡大してみてみましょう
黄緑色の葉の他に、ふさふさがありますね。このふさふさはスダジイの花です。
限りなく初夏に近いですが、春の八丈島は森が黄緑色に変わります。
この森の色の変化を見ますと、
1年経ったのだなぁ・・・
と実感します。そして、私も、植物との関わりあいから、1年分成長していることも実感しました。
次の1年後は、もっと信頼性の高い自然ガイドになりたいですね
PR