今日(2020年10月24日)は久しぶりに外に出られた日でした。
野鳥にしても野草にしても、毎日の観察が大切です。たまに外に出られたからといって、いいシーンには出会えません。
諦めて、のんびりと過ごしました。
そういうわけで、今日は、「八丈島の風景写真用のカメラと三脚の環境を少し変えました」と題して、のんびりと機材のチェックをしました。
初心者にはカメラのストラップは大切です
ストラップとは、カメラを購入するとついてくる、カメラにつける紐のようなものです。首からぶら下げるあれですね。
私は初心者の時に、カメラ雑誌に
「ストラップは地面への落下防止につながるので、必ずつけましょう」
という一文を読み、それは今でも実践しています。そして、30年間の間、何度もカメラの落下をまぬがれました。
今は、カメラにストラップをつけない人が多いです。私の考えが古いかも知れませんが、安上がりの落下防止策ですので、初心者のうちは、つけた方がいいと思います。
八丈島では、ストラップは強風で旗のようにはためきます
八丈島で風景撮影をしていると、撮影者は強風で飛ばされそうになることはよくあります。そして、人が飛ばされるということは、カメラも同じようなことが起きます。
風景撮影に限っていうと、ストラップは風を受けてはためき、ブレの原因になります。スローシャッターが使えなくなります。
ピークデザインのアンカーリンクスの導入と利点
以前、ピークデザインのアンカーリンクスを紹介しました。これを取り入れると、ストラップとカメラを簡単に分離できます。
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必要な時はストラップ付きにして落下防止をし、不必要な時はカメラだけにして、風によるブレを防ぐという感じで使います。
Manfrotto MHXPRO-3Wの雲台のアルカスイス互換クイックリリースクランプの導入と利点
最近では私の撮影する野草や花などの写真はLeofotoのLS-254C+LH30の三脚を使っています。そして、三脚使用する時は、9割方、これを使います。
カメラに常時アルカスイス互換のL字プレートつけていますので、横位置も縦位置も瞬時に変えられます。
ところが、Manfrotto MHXPRO-3Wの雲台はアルカスイス互換ではありません。風景撮影をするときは、毎回カメラをクイックリリースプレートにねじ止めをしなければなりません。
また、縦位置の時はカメラがレンズの重さでお辞儀をすることがあります。カメラをぶつけたりするだけならいいのですが、場合によっては、指を挟みそうになります。
上記の問題対策のため、クイックリリースクランプの導入をしました。
購入したのは、SunwayfotoのMAC-14です。
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ManfrottoのMHXPRO-3Wのクイックリリースプレートに直接クランプをつけました。
導入するとこんな感じです。かなり頑丈についていますので、ブレは心配ないようです。
実際にフィールドで使ってみました
今日は風速9 m/s。立っていても風で押されます。
ピークデザインのアンカーリンクスを使って、ストラップを外すと、ブレが軽減されました。
また、カメラ、クイックリリースプレートもアルカスイス互換にしましたので、素早くカメラを三脚に設置できました。
撮った写真がこれです。
おかげさまでいい写真が撮れました。
そのあとハプニングがありました。
カメラを三脚から外し、少し目を離しました。そして、その間に強風が吹きました。
カッシャーンという音がして、目をそこに向けると、三脚は倒れていました。
カメラをつけていたら、カメラは終わっていました。
ちょっと信じられないかも知れませんが、八丈島ではよく起きることです。三脚で撮影する際は、ぜひともカメラから目を離さないでくださいね。