秋は天候が変化する時期です。ここ、八丈島では大雨や、先日の台風のように、強風が吹き荒れます。
昨日のブログでは、その大雨による影響で光るキノコが出ていることを書きました。
今日は、後者の強風の影響として、「八丈島に秋の渡りの水鳥が来ています」と題してのお話です。
多くの場合、秋の風は北側から南側へ吹きます。ここ八丈島でもそうです。
そして、この強風な力を効率よく利用して、渡り鳥が北から渡ってきます。
マガン
マガンは、本土では宮城県の伊豆沼に集まることでとても有名です。私も、大学生の頃は、毎年のように夜明けのマガンの飛び立ちを見に行きました。
そのマガン、毎年4、5羽ほど、秋になると八丈島に渡ってきます。
イソヒヨドリ、アカコッコ、タネコマドリなど、比較的小型の野鳥が多い八丈島です。突然、60〜80 cmの巨大な野鳥が現れるとびっくりします。
マガンはおとなしく、遠くからそっと観察すれば、逃げないで水の上でぷかぷか浮いています。私もそっと撮影させていただきました。
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM
オオバン
昔のバイク漫画で、小道迷子先生の「風します?」に出てくる死神さんを連想させる顔を持つ野鳥です。
PR
こんなずんぐりむっくりの体をしていますが、れっきとした渡り鳥です。この鳥も秋になると突然現れます。
比較的浅い池の底に生える水草を主食としています。水中に頭を入れながら、くちばしで水草を咥えとります。
水浴びしたり、羽ばたいたりと忙しく、色々な姿を見せてくれる鳥です。
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ハシビロガモ
最後はハシビロガモ。
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
この鳥と先の2種のくちばしと頭のバランスを見比べてみて下さい
何か変ではないですか?
くちばしが異常に大きく見えます
はい、そのとおりです
ハシビロガモは、その名の通り、くちばしの幅がとても広いのが特徴です。
本土では、ハシビロガモはそれなりに見られますが、私は八丈島では初めて見ました。今は、エクリプスの時期(オスがメスのような模様の羽になる時期)ですが、まもなく、オスの綺麗な模様になります。
今日は、八丈島の水辺の秋の渡り鳥についてのお話でした。彼ら以外にも来島しますので、出会いがありましたら、また、紹介したいと思います。
PR