昨晩(2020年10月10日)の八丈島は大雨でした。10月6日午後1時~11日午前6時までの総雨量は、707 mmと、いつ土砂崩れが起きてもおかしくない状況になりました。
台風14号の動きはこれまでの台風と違って進路の予想がしづらく、秋雨前線の活動と相まって、島民の不安をあおりました。深夜には防災無線で警報も発せられました。
どんなことでも、悪い方に対策するのはとても大切なことです。避難所に泊まった友人もいました。
そして、その大雨も今朝で終わりました。
今日は、「八丈島から台風14号が徐々に離れていっています」と題してのお話です。
台風に対する八丈島の島民の心がけ
八丈島は孤島です。そして、人と自然の距離は、本土と違い、とても近いです。
自然災害に対する警戒は、取りすぎということはありません。今回も、八丈島の島民は、台風の被害は思ったよりも軽くて良かったと、思うくらいの準備をされた方が大多数でした。
南原道路の様子と通行止めの解除
台風14号が八丈島を通過しました。本来は、まだじっとしていなくてはいけないのですが、仕事場の建物のチェックのため外出しました。
台風のときは、海底にある大きな岩が打ち上げられることがよくあります。もちろん、そんなときに、近くに車で走っていたら、車ごと潰されます。
え、そんなことあるんですか?
海岸沿いの道路に岩が打ち上がっているのを、私も過去に見たことがあります
そういうわけで、台風が通過しているときは、南原道路は通行止めになります。
今現在は、台風14号は八丈島から離れましたので、通行止めが解除になっています。
上記のTwitterでも書かれていますように、鉢巻道路は通行止めのままです。
それでも、大雨による土砂崩れが場所によっては起きています
先程も書きましたが、最近の総降雨量は707 mmです。これほど雨が降って、何も起きないはずはありません。
昨晩は八丈島の西側で災害の警報が出ていましたし、私の近所でも崩れていました。
台風14号が八丈島から離れても、地中には大雨由来の大量の水が蓄積されています。いつ土砂崩れが起きるかわかりません。
しばらくは、山側へ行くのは危険ですので、じっとして警戒を解かないのが正解です。
遠くからの三原山の眺め
まだ、台風14号の影響が強く、三原山上空は厚い雲に覆われています。雲の流れはとても速く、また雨が来そうな感じです。
昨晩は大雨でした。もしかしたら、見えるのではないかと思って、坂上の中之郷から三原山を見ますと、ありました。幻の滝の三原滝です。
大きな滝ですよね。
落差80 mの大きな滝です。昔は途切れることなく水が流れていたそうですが、上流の保全工事のあと、大雨のときにしか発生しない滝となってしまったそうです。
これ以上山側に入るのは危険ですので、今日はこれで終わりです。
仕事を終え、無事に家に帰ってきました。雨がまた強くなってきました。八丈島では、もう少し、じっとしていた方がいいですね。