八丈島では、カラスは昔はあまり見られませんでしたが、今は数が増えている野鳥です。正しい名前はハシブトガラスです。
ハシブトガラスはどんな野鳥でしたでしょうか?
じっくり見たことのある人はあまりいないと思います。こんな姿をしています。
今日は、「八丈島では、今、カラスのようなカラスでないような鳥が増えています」と題してのお話です。
最近、ひらけたところに全身が黒っぽい鳥がポツポツと増えています。大きさもけっこう大きいです。
その黒い野鳥の写真です。逆光の条件で撮影したので、シルエットですが、それでも黒っぽい野鳥であることがわかります。
でも、シルエットがなにか違いませんか?
この黒っぽい野鳥、実はカラスではありません。シルエットはどちらかというと、こっちに近いです。
そう、この野鳥は、カラスではなく、今年生まれたウミネコの若鳥なのです。ウミネコの1年目の若鳥は黒い色をしています。
あどけなさはありますが、もう、成鳥といっしょにリュウキュウツヤハナムグリ(甲虫)を捕まえていました。
ウミネコの羽の模様は、4年かけて成鳥の模様に変化します。自然の世界の中で生きるのはとても大変ですが、くろくろの子供たち、無事に凛々しい色合いの成鳥になれるといいですね。
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