人 vs ネズミ ーネズミの頭の良さを逆手に取りましたー

動物

八丈島に来島して最初に住んだ家は一戸建てでした。3LDKの大きな家です。

とてもいいお家でした。夜中は天井でトコトコとネズミの足音が時々聞こえますが、別に悪さをする訳でもなし、全く気になりませんでした。

しかし、ネズミは慣れてきたのか台所のゴミを漁るようになりました。ゴミが散乱している床を見て、ついにネズミとの戦いを決意しました。


今日は、「人 vs ネズミ ーネズミの頭の良さを逆手に取りましたー」と題して、4年前のネズミとの戦いのお話です。

ゴミ漁りが始まってから、一度この目で様子を確かめようとしました。真夜中に起きてみると、ネズミは台所を左側から右側に走り、最後は逃げ場に飛び込みました。

犯人はネズミで間違いありません

ネズミの逃げ場。ガムテープで塞いでいたところを、きれいにかじられていました。

しかし、素人がネズミを果たして駆除できるでしょうか?昆虫の場合はそれなりに知識はありますが、正直、難しいです。

でも、やるしかありません


初めはネズミが嫌がる超音波を出す害虫駆除機をつけてみました。

一向に改善なしでした。この程度で逃げるほど、ネズミはお人好しではありませんでした(笑)。


次は、床面が粘着テープで覆われているトンネル型罠を試してみました。

例によって、真夜中にネズミと鉢合わせ、台所を走らせます。慌てているネズミは見事にトンネル型罠に入ったのです。

入った瞬間、心の中でガッツポーズをしました。しかし、そのガッツポーズもつかの間、ネズミは入り口とは反対側の出口から走り抜け、逃げ場所に飛び込んだのでした。

トンネルの足場には確かに粘着テープが付いていますが、そこにはネズミの足跡しか付いていませんでした。

ネズミの足は油で覆われているようです。罠にはかかりませんでした。


次はトンネル型罠を2つにしました。ネズミは、1個目通過した後、2個目に入り、少しかかりましたが、結局逃げられました。

1個目の罠で足の油は取れましたが、2個目で仕留め切るまではいきませんでした。


しかし、このあと驚くことが起きました。この並びでトンネル型罠を置き続けるとネズミはぴょんとジャンプして回避し始めたのです。

何で捕まらないのだろう・・・?

と思って真夜中に待ち伏せしていたら、これを目撃した時は唖然としました。ネズミは罠の性質を学習していたのです。


ネズミにおちょくられているみたいです。

ネズミに負けっぱなしで、だんだんと闘争心が湧いてきました。負けず嫌いがだんだん出てきました。

ネズミの行動を観察しているうちに、

ネズミのこのジャンプは使えるのではないか?

と逆に思いました。

トンネル型罠は足だけが接地します。それで逃げられました。

もし、ジャンプしたら、着地の瞬間、体全体が地面に触れるのではないかと思いました。


ネズミのトラップは立体型以外に、シンプルな粘着シート型罠もあります。これはいけるのではないかと思いました。

その前に、観察です。トンネル型罠の位置を固定しておき、ネズミがどこで踏み切ってジャンプするか、そして、どこに着地するかを1週間見続けました。

ネズミは完全にトンネル型罠の配置を学習していました。そして、1週間の観察の期間、彼あるいは彼女に

人なんて大したことない

という心の隙を意図的に作らせました。

勝負です。2個目のトンネル型罠の後ろ、ジャンプの着地点に粘着シート型罠を設置しました。

はたして結果は・・・。仕掛けた翌日の朝、ネズミは見事にかかっていました。


人は、繰り返しの行動を続けると慣れが生じます。それは、労力の削減になりますし、その余ったリソースを他に使える利点があります。

悪いことではありません。しかし、同じ動作を続けると、とっさの変化に対応できなくなります。

人がそうならば、動物だってそう。ネズミも人と同じでした。

ネズミにはかわいそうでしたが、成仏してもらいました。そのあとは、台所は平和な生活が続きました。

田舎に住むと、面白い経験をたくさんしますね。生き物の観察は楽しくてやめられません。

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